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出版社内容情報
奇蹟の新譜『永遠』と共に再び我々の前に姿を現した“世界最大のバンド”。執筆=伊藤政則、立川直樹、亀渕昭信、みうらじゅん他。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竹園和明
22
クリムゾンと並ぶプログレの王者、ピンクフロイドです。キーボードが構築する重層化した音空間の中を一筆づつ書き加えて行くようなD・ギルモアのギターフレーズが異様に美しく、『ECHOES』を聴いた時の衝撃は忘れられません。過去、ギタリストが速弾きを競い合っていたような時期もありましたが、D・ギルモアのギタースタイルはそれの真逆を行くタイプ。それでも演奏がスカスカにならないのが不思議でならなかった。そんなフロイドの全てが詰め込まれた一冊。この“音の巨人”を俯瞰するにはもってこいの仕上がりです。2016/06/11
crow
2
図書館本2021/08/22
黒い鴉
2
やはり読んでいる時はアルバムを聴きたくなる。私にとってピンクフロイドは初プログレバンド。クィーン、KISS、エアロスミスに夢中だった頃(1975年くらい)愛読していた(笑)平凡パンチに載った「炎」の見開き広告の妖しい注意書きに心惹かれて聴いてみたのが最初。意外な程ブルージィでゆったりした演奏以上に、散りばめられたシンセや効果音に惹かれたのと、熱い文章のライナーノーツに挙げられたプログレ名盤を頼りにプログレの森に足を踏み入れた。次第に離れていくものの、時に顧みたり存在を確認する親のような存在かも知れない。2018/02/04
くたびれ役人
1
短い時間の中にどれだけ沢山の音を詰め込むかを追求したイエスやキングクリムゾン、ジェネシス等他のプログレバンドの音楽の作り方の方が私には興味深く、わずかに奏でられた音を引っ張り続けるようなピンクフロイドには全く興味が持てなくなってしまいました。しかし、この本を読んで死蔵しているCDをまた聞いてみようかなという気になりました。特定のバンドの音楽を愛する方の文章は興味のない者の好奇心を駆り立てる、異様な情熱があると思いました。。2016/03/21