出版社内容情報
『島耕作』『黄昏流星群』など数々の大ヒット作を世に放つ国民的作家。40年間で初の特集本。中川翔子対談、武田鉄矢、吉永小百合。
【著者紹介】
漫画家。山口県岩国市出身。『人間交差点』で小学館漫画賞、『課長 島耕作』で講談社漫画賞、『黄昏流星群』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞・日本漫画家協会賞大賞を受賞。2007年、紫綬褒章受章。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エリナ松岡
9
実はイマイチ好きになれなくて飛び飛びでしか読んでないんですが、やはり代表作の『島耕作』シリーズにまつわるエピソードの紹介が多いです。しょこたんとの対談も終始『島耕作』でした。個人的には『ハロー張りネズミ』の話をもっと聞きたかったですが。後半は評論と作品解説になっていて、その中では特に金田淳子氏による、『島耕作』の根底にあるホモソーシャリティについての考察はなるほどと思わせるものでした。2016/11/21
くさてる
7
ファンなら納得の充実した内容で良かったです。私はファンと言うほどではなかった…はずが、思いのほか弘兼憲史をちゃんと読んでいたということが分かって驚きました(兄がファンだったので一緒に読んでたのです)。マニア・サブカル受けするマンガ家さん以外でも、研究書を読むのはとても面白い体験でした。2015/01/10
Iso
7
漫画を読んでいたのは課長島耕作がモーニングで連載されていた頃。図書館でムック本を見つけて懐かしくて借りました。懐かしくて面白かった。また漫画読んでみようかな。2014/12/26
よっしー
5
★3 好きな漫画家さん。島耕作シリーズ、黄昏流星群、人間交差点は時間ができたときに再読してみたくなった。2016/02/04
kokada_jnet
3
弘兼憲史は、積極的に嫌いな漫画家なのだが。「あのマニアックな文藝別冊がなぜ弘兼憲史?」という興味で読んでみた。編集担当もいつもの漫画特集の穴澤さん。ある種のうまさ(老女のリアルな裸体描写は確かに凄い)があるのはわかるのだが、やはり好きになれない漫画家であることを再確認。しかし、中川翔子が島耕作の大ファンだったというのは、驚いた。2015/08/02