出版社内容情報
古典の伝統を継承しつつ、ジョイスなどの海外文学の成果を接続し、常に話題作を提供した作家の初めての総特集。単行本未収録対談など
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうきなかもと
8
読むのに大分時間がかかったが、読んだだけの価値はあったと思う。 僕が好きな作家は、たいてい強烈な読書家であることが多い。そして丸谷才一もご多分に漏れずそうなのだが… これを読んでいると丸谷才一という中心軸の周りに膨大な知識と知恵が、有機的に結びつきながら、巨大な体系が出来上がっていたんだという気になってきた。 そして実に明快で論理的思考の持ち主だったこともわかる。…以下引用… 《しかし死を悼むためにあの戦争を肯定するのは論理の筋が通らない。同時代への解釈は宗教儀式とは別の範疇に属します》2016/07/24
Akito Yoshiue
2
未収録の対談が多くてうれしい。2014/03/05
