出版社内容情報
ステレオ時代の指揮者の神様。録音は少ないが、内容は最高。遺された20数枚のCDも徹底解説。魅力のすべてを明るみに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K
1
片山さん（先日佐藤優さんとの対談本を読んだばかりなのにこんなところでまた遭遇）や長木先生の話はなるほどと思いながら興味深く読みました。伝統の蓄積と切断された天才の個人芸（前者）、とか、父親を殺さなかったオイディプス、言葉と現実との間に思いもよらない結びつきを作る（後者）とかね。両者とも願わくば話の書き起こしではなく、文章にして欲しかったけれど（そうすれば前者のデラシネをめぐる言説の齟齬もなかったのでは）。あと、何度か「カロルス」という誤植が出てきて、校正してるのかしらとドン引きしました。2018/12/07
イガラシ
1
カルロス・クライバーのことをよく知らない人向けかなと思った。自分もそれほど知っているわけではないので、楽しく読むことが出来た。より深く知りたい人はアレクサンダー・ヴェルナー氏の「ある天才指揮者の伝記」を読むといいのかな。CD/DVDリストが嬉しい。2014/08/04
かみのけモツレク
0
辛抱強く読んでいると違うエピソードが出てくる2016/03/02
