出版社内容情報
惜しまれつつ亡くなった落語の革命家の落語観を網羅。家元の対談・鼎談、インタヴュー、咄、エッセイ、など盛りだくさん。師匠を語る弟子対談は、志の輔×談春の語り下ろし。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
30
談春の「赤めだか」を読んで以来、すっかり「人生成り行き、風次第」の談志にはまってます。幅広い知識と人脈、著書が50冊以上と落語界きってのマルチ芸人だったんですね。「人間なんて嘘という名の虚のなかで生活している」という哲学はいい文句です。2015/12/23
現在葬送のフリーレンのコスプレ中・寺「葬送のフリーレンて何や!」
15
河出のこのシリーズで、いつか必ず談志が出るだろうと、かねてから期待していた。しかし意外にも少ないページ数。このシリーズ、当たり外れが時々ある。これは少し外れに近い。対談やエッセイは面白いのだが、船山馨の小説なんて載せなくて良いと思う。欄外に名言集があるのだが、145ページのそれは談志の言葉ではなく太田光の言葉だ。おまけに『おおた・ひかる』ではなく『ひかり』が正解だ。という訳で結構荒い作りの一冊。2013/08/30
中年サラリーマン
13
仕事モードの自分、プライベートな自分、悲観的な自分、狂っている自分、自分自身を笑う自分、皆んな、ひっくるめて同居してていいぢゃねぇか!それが落語ってもんだろうよ!「人生は成り行きだよ」っていう声が聞こえてきそうだ。2014/02/09
gu
3
本のつくりはユリイカの方が上等だけど、評論のダシにするより本書のように本人の言葉を集めた方が余程面白いと思う。2014/02/15
nilssonia
3
家元の伝説集。談志さんの落語を寄席で生で経験したかったです。 一龍齋 貞鳳さんの消息不明というのには驚きました。2013/11/01