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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドナルド@灯れ松明の火
21
向田さんに関する、脚本・エッセイ・小説、対談等、向田さん愛溢れるムック本。向田ワールドにどっぷり浸かった。お薦め2020/01/29
ぐうぐう
20
まるでMOOKのお手本のような本だ。単行本未収録エッセイや対談、発掘された詞やインタビュー、作家や評論家達によるエッセイや考察、オマージュ作品まで収録されている。向田邦子ファンも大満足の、充実の内容だ。それは編集を手掛けた東條律子の、向田愛の賜物だろう。中でも印象的なのは、同じ脚本家としての立場から考察した木皿泉のエッセイと、そして巻頭のアルバムで見せる、森繁の傍らではにかむ新人脚本家時代の向田の笑顔だ。脚本家としては23年、小説家としてはたった1年半。しかし向田作品は、今もこうして輝きを放っている。2013/12/09
アズル
10
ジュンク堂に行ったら、売ってました!向田邦子さんって、やっぱり素敵な方だなぁと思いました。2014/01/11
neimu
10
今月読み返すのはこれでしょう! 8月は憧れだった人向田邦子追悼月間、みたいな趣がある今年。自分がどんどん憧れの人を追い越して、文学史で習った人々よりもずっと長生きしていることに驚き。マミオと2人で映る彼女はある意味、あの時代の『旅猫リポート』的な雰囲気で跡に残されてしまったなあ・・・。家猫だったけれどさ。事実は小説より奇なりを講演していた彼女は、本当に劇的に世を去ってしまった。もうすぐその日が近付いてくる。
おさむ
7
単行本未収録の対談やインタビューが多く、ファンにとってはたまりません。最近は教科書で向田さんを知る読者も多いのですね。結婚すると、物事の尺度が自分の夫や子供、家族になってしまうが、自分はそうではなかったことで、自分自身の尺度を保てたとかたっているのが印象的。2013/06/23