感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiratax
1
井浦新のインタビューののち、足立正生をインタビュアーとして 若松組の面々に話を訊いていくのだが罵詈雑言、放言の嵐。 若松監督の聖人化へ抗い、ゴシップそのものの事実をさらすことで 評価のブレを防ぐ。爽快な読後感はある。2013/02/19
Natsuhiko Shimanouchi
1
追悼特集なのに、神輿だったの、反面教師だったの、脚本を理解してなかっただの、コンプレックスの固まりだったの、辛辣なかつての関係者の対談やインタビューが面白い。それでも皆若松孝二が好きだったことも伝わってくる。確かに作家性がある監督じゃなかったが、こうして若き才能を絶えず引き寄せ続けた人間性が何よりこの人の強みだったんだろう。2013/04/18
kozawa
1
若松孝二に関係した各位の言葉を寄せてある。人物像や作品等々色々語られているけれど…案外つきあいのある同業者の口から作品については辛口の評価も結構ある…。私から見ても彼の作品には「すごいとひどいが同居してる」と感じたことは何度かあるけれども。まだ見たかった。次の作品。2013/03/04