出版社内容情報
フーリエ、ブルトン、レヴィらシュルレアリスムの美しき原淵を探査し、オカルティズムと革命思想などを通底させたデビュー作。20世紀の不安に満ちた思潮風土を予言した幻の書。1991年新装版として刊行後、十余年を経て、待望の復刊!!
目次
1 宇宙論的考察(万有引力考―宇宙論的エロティスム;黒い太陽の神話―錬金術の宇宙観;隠秘学からシュルレアリスムへ―「幻視者たち」への序)
2 幻視者たち(シャルル・フーリエ―絶対的隔離の思想;フロラ・トリスタン―「花」と「悲しみ」;エリファス・レヴィ―魔術師への転身)3 女・霊媒・妖精(愛の新世界―女性解放のための一資料;夢みる自動人形―霊媒たちの逸話;メリュジーヌ考―妖精伝のための覚え書)