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出版社内容情報
西城秀樹の芸能活動、その存在が、時代のなかでどんな意味をもっていたのか。証言、熱烈なファンによる研究から多角的に探る。
内容説明
一九七〇年代の初頭、戦後生まれの人たちが社会人となり、芸能を中心とする大衆文化の創造の主体が男女平等の民主主義教育を受けた若者たちに移ったとき、まぶしい光を放つスターたちが数多く出現した。かれらはアイドルと呼ばれた。アイドルは大衆の夢やあこがれが投射されたところで生きる存在だった。一九七二年デビューの西城秀樹はその最大、最高の存在である。当時、出現したアイドルのなかで文化表象として与えられた役割をこれほど見事に演じきった人間はいない。五十年近い芸能活動のなかでいつもまぶしい光を放ちつづけた稀有の存在である。彼はいつも全力を尽くして歌い、踊り、演じて、そして生きた。
著者等紹介
塩澤幸登[シオザワユキト]
小説家・編集者。1947年長野県生まれ。世田谷区立多聞小学校、同区立駒留中学校、都立千歳丘高校、早稲田大学文学部西洋史学科を経て平凡出版(現マガジンハウス)入社。雑誌編集者として月刊『平凡』、『週刊平凡』、『平凡パンチ』、『Tarzan』などの編集を担当。雑誌『Gulliver』編集長。2002年退社。以後作家活動に入る。昭和時代の大衆文化を主なフィールドに著作をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。