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出版社内容情報
祭りの踊りは神と触れ合う瞬間の花火。
舞う人、伝える人、残す人、印画紙に焼き付けた人、
もうリスペクトしかない――松本 隆
家元の家系から来た舞踊家、檜瑛司は
ある時、徳島に民謡がないのかという素朴な疑問を持つ。
録音機とカメラを携え調査を始めたのが1960年代中期。
徳島、四国の集落のリサーチを始めると、
そのあまり豊穣さに心奪われ、
生涯を調査研究に費やすことになる。
ここにある驚異的な記録を
皆様と共有する恩恵に与らせていただこうと思う。
感謝。――久保田麻琴(音楽家・本書監修)
阿波鳴門出身の舞踊家にして情熱のリサーチャー、
檜瑛司(ヒノキエイジ)の30年に及ぶ、
四国内での民俗芸能の調査収集の途中に撮られた魅力的な写真の数々。
今ではみられなくなった祭礼や芸能の生々しい現場が
昭和の四国に存在した。
こんなにも豊かなフォークロアが輝いていたとは。
写真85点収録。貴重音源復刻CD付。
著者等紹介
檜瑛司[ヒノキエイジ]
1923~1996。1923年徳島県鳴門市生まれ。早稲田大学卒。日本舞踊・蔦元流を三代目蔦元瑛太郎として継承する傍ら、戦後まもなく檜瑛司創作舞踊研究所を徳島で設立し、舞台芸術の発展と後進の育成に努める。また徳島の伝統芸能を調査し、膨大な資料を遺す。第1回徳島県芸術祭賞(1967)、紺綬褒章(1967)、日本民間放送連盟賞(1982)、徳島県知事表彰(1983)、文部大臣賞・地域功労者賞(1984)、徳島新聞文化賞(1986)、徳島県文化賞(1989)などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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