築地人形

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309921860
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

『出家とその弟子』の倉田百三との異形の愛と献身の末の破局。弾圧と貪欝の中、日本新劇史の波乱を生き抜いた高山晴子の書下し評伝。

内容説明

食うや食わずの若い新劇俳優のために、高山晴子が考案した舞台人形、「築地人形」―美と真に憑かれた芸術家・倉田百三、薄田研二、二人の男を夫とした高山晴子の劇的生涯を、濃密な新劇創成期を背景に描く書き下ろし。

目次

倉田百三との出会い
初恋の破局
愛と認識との出発
西田天香との出会い
寵児
文壇の目
侍する女
離婚、結婚
盲目の眼
生命主義の革命
病床の日々
迷えるものの逞しさ
薄田研二との出会い
築地小劇場へ
人形作り
三人の子ども
弾圧に抗して
殉難
灰色の季節
新協劇団の崩壊
娘つま子の死
映画俳優高山徳右衛門
死の前後
人形作りに生きる
晴子の祈り

著者等紹介

青木笙子[アオキショウコ]
1940年、本田延三郎の長女として東京に生まれる。國學院大學文学部文学科卒業。元公立中学校講師。著書『母の贈り物』(河出書房新社、日本図書館協会選定図書)、『沈黙の川』(河出書房新社、小島信夫文学賞・特別賞、全国学校図書館協議会選定図書)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件