出版社内容情報
澁澤龍彦、種村季弘らによって伐り開かれた性と闇の文化史を引き継ぎ、現代のエロティック・アートの到達点を描く、孤高の論考集。
相馬 俊樹[ソウマ トシキ]
著・文・その他
目次
第1章 現代エロティック・アートの精神地図(ハンス・ベルメール―女身解剖精錬夢;ピエール・モリニエ―狂奔綺淫のシャーマニズム;ジャン・ブノワ―蛮人聖侯爵の残虐夢 ほか)
第2章 ヴィジョン・イン・ブラック(闇夢の随想録)(シュルレアリスムのデンジャラス・コア―現代美術の一分野として見た猟奇殺人;伊藤晴雨の秘蔵写真―残酷への郷愁;藤野一友/中川彩子―幻想サディズムのユートピア ほか)
第3章 妖異闇黒図書閲覧室(アン・ホランダー『性とスーツ』―スーツは男を古典彫像に変える;ジョン・ハーヴェイ『黒服』―濃密なる死を纏う男たち;クリスチアン・シュピール『食人の世界史』―食人の呪わしき幻影 ほか)
著者等紹介
相馬俊樹[ソウマトシキ]
1965年生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。美術評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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