出版社内容情報
曇り空でも、その雲の上には、青空がある。不幸だ、苦しい、つらいと悩んでいた自分の心が一変する、82歳の禅僧による50の話。
酒井 大岳[サカイ ダイガク]
著・文・その他
内容説明
地上が黒い雲で覆われていても、雲の上は太陽が燦燦と輝いています。「もうダメだ!」と思ったら、空を見上げてください。道は必ず拓けます。
目次
第1章 苦難を乗り越える(今がよければ過去はかがやく;木の根を食べて生きのびる ほか)
第2章 人間関係に強くなる(限りなく芽吹くもの;遙かより来た、そのいのち ほか)
第3章 考え方を変えてみる(もう一歩深いところを見る;青二才はすばらしい! ほか)
第4章 暗かったら窓を開けよう(日々若返る花のおじさん;仰げばそこに虹がある ほか)
第5章 思ったとおりに生きられる(鶴見川のほとりで;榎本健一さんの教え ほか)
著者等紹介
酒井大岳[サカイダイガク]
1935年群馬県生まれ。駒澤大学仏教学部禅学科卒業。曹洞宗長徳寺住職。南無の会会友。1964年群馬県文学賞(随筆)、1981年上毛文学賞(俳句)、1983年上毛出版文化賞(『般若心経を生きる』水書坊)、1999年日本社会文化功労賞、2008年朝日俳壇賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんとまん1007
21
まるで、諭すような文章が綴られている。決して難しい文章ではないが、その奥行きは限りなく深い。クスッとしたりしながら、心に栄養が満たされる。誰もが、失敗しながら、迷いながら歩んでいく。2018/08/07
とよぽん
12
サブタイトルに「人生を励ます禅僧の50話」とある。叱咤激励ではなく、著者の経験や感動に基づく、諭すような語りかけるような「励まし」や「勇気づけ」が50話に散りばめられているのだ。いつでも、どこからでも読める。そして必ず心にエネルギーをもらえる。2018/07/01