内容説明
戦前戦後の昭和を、自らの足で踏みしめ、彷徨った一人の歴史家が、いま自らの人生の原点に立ち返り、その裏街道を辿る時、時代の底辺を生きた民衆の姿が浮かび上がる。「自分史」の生みの親が今こそ語る底辺人生の裏ばなし。
目次
ハナハチじいさん
フー少年の腕白時代
「学徒出陣」前の重圧
土浦海軍航空隊へ
敗戦の痛手からの立ち直り
粕尾村での一年
失業時代
新劇の世界に入る
第二の人生へ―親友の死と歴史研究者へ復帰
著者等紹介
色川大吉[イロカワダイキチ]
1925年千葉県生まれ。歴史家。東京大学卒業。東京経済大学名誉教授。「民衆史」の開拓、「自分史」の提唱などで注目を集め、水俣病事件調査や市民運動にもかかわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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