出版社内容情報
これは〈砂の言葉〉で書かれた三つの物語。物語はやがて作者殺しを試みる。カフカ的不条理の中で繰り広げられる、異才の幻視的世界。
【著者紹介】
1954年京都市生まれ。大学院修了後、出版社勤務をへて、海外をふくむ各地で日本語の教育と関連の研究にたずさわる。著書に長篇『空の瞳』、対話的文芸論『子どもと話す 文学ってなに?』(現代企画室)がある。
内容説明
“砂の言葉”で書かれた三人の女の物語。「作者殺し」を宣言する無名の町の狂気。カフカ的迷宮都会を見者の妄想が切り裂き、想像力の彼方へと無限の飛翔を遂げる。
著者等紹介
蜷川泰司[ニナガワヤスシ]
1954年京都市に生まれる。大学院修了後、出版社勤務をへて、海外をふくむ各地で日本語の教育と関連の研究にたずさわる。2003年に最初の長篇『空の瞳』でデビュー。死刑囚との面会に出かける主人公の叙事詩的な一夜を描き出す。2008年には対話的文芸論『子どもと話す文学ってなに?』を上梓(いずれも現代企画室)。2013年の作品集『新たなる死』(河出書房新社)は全国学校図書館協議会の選定図書に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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