出版社内容情報
国民的スターだった母の自殺の謎を非情なまでに探索し、仏の文壇を騒然とさせた問題作。ゴンクール賞候補。U・K・ル・グイン絶賛!
【著者紹介】
1966年パリ生まれ。作家。『ノーと私』で2008年フランス本屋大賞受賞。他に『ひそかな時間(仮邦題)』、『リュシル』。2014年『A coup sur』で映画監督デビュー。
内容説明
どうして母は自殺したのか?娘である著者はその謎を追い求める。子ども時代、高級ファッションブランドのモデルとして国民的なスターだった母が、成人して狂気に襲われる。どうして母は精神に異常をきたしたのかという疑問、同じ病に自分も襲われるかもしれないという不安が、その錯乱を目の当たりにした作者につねにつきまとう。母の生きた軌跡をたどると、次々と闇の部分が明らかになっていく。母の生きた軌跡を描ききることで、著者の魂は救われるのだろうか。
著者等紹介
ドゥ・ヴィガン,デルフィーヌ[ドゥヴィガン,デルフィーヌ] [de Vigan,Delphine]
小説『ノーと私』により2008年フランス本屋大賞を受賞。この作品はザブー・ブライトマン監督により映画化された。その後、『Les heures souterraines』『リュシル』を上梓。いずれも世界各国で翻訳出版された。2014年、封切りとなった映画『A coup s^ur』により映画監督となる。パリ在住
山口羊子[ヤマグチヨウコ]
翻訳家(フランス語・英語)。お茶の水女子大学文教育学部卒。フランス・ランス大学留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
白のヒメ
星落秋風五丈原
yumiha
ぐうぐう