背教のファラオ―アクエンアテンの秘宝

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  • サイズ B6判/ページ数 500p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309920061
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

歴史から抹殺され、砂漠に封印された謎の王――その三千数百年前の財宝がいま甦る、冒険ミステリー。ベン・ホープ・シリーズ。

【著者紹介】
英国スコットランド生まれ。ライター等様々な職業に就いた後本書の原型となる作品を発表。本書の主人公ベン・ホープのシリーズ作品を5作発表。

内容説明

元SAS(英国陸軍特殊空挺部隊)の隊員だったベン・ホープは、フランスの片田舎で暮らしていたが、ある夜かかってきた一本の電話が、その静かな生活をたたきこわした。エジプト学者のモーガン・パクストンがカイロで惨殺され、父親のハリー・パクストン大佐が、その犯人を捜して欲しいと言ってきたのだ。昔、ベンはアフリカのゲリラ戦で大佐に命を救われていた。悩みながらも、息子の死に復讐を誓う男の願いを、無下にはねつけることはできなかった。殺人者を追跡するなかで、ベンは裏切りの連鎖に投げ込まれる。ナイルからスーダンの灼熱の砂漠まで、過酷なミッションは、どこまでも命がけの激突をせまった。傷だらけの探索の果て、洞窟の森閑とした空気の中で、それは静かにベンを待っていた。

著者等紹介

マリアーニ,スコット[マリアーニ,スコット] [Mariani,Scott]
1968年、スコットランドに生まれる。オックスフォード大学で現代言語学を専攻。作家になるまでは、翻訳者、プロのミュージシャン、射撃のインストラクター、フリーランスのジャーナリストとして働いていた。イタリアとフランスで数年暮らした後、西ウェールズに移り住む

舩山睦美[フナヤマムツミ]
放送記者、新聞社の翻訳者、外国公務員を経て、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

RIN

21
ベン・ホープシリーズ4作目。今回は謎多きファラオ・アウクエンアテン治世期に隠されたお宝探しの話。前3作と比べるとアクションメインだが、冒険活劇としての完成度はピカイチかも。とはいえ・・・。前3作までと訳者さんが替わり、ベンの造形がかなり変わったのがシリーズのファンとしては残念至極。生真面目に自暴自棄で真摯にストイック、戦闘能力のみならず幅広い知性と教養豊かなベンが、今作では女に惚れっぽいただの筋肉野郎に大変身!どういうこと?原作の変化もあろうが、口調や行動を描写する言葉の選択がキャラ変更に影響大か。2016/09/03

そばかす♪

15
エジプトのファラオ「アクエンアテン」をテーマにしたことに惹かれて読んだ。しかしこの不思議なファラオの謎や想像の部分は陳腐過ぎてがっかり。それよりも元軍人である主人公ベンの冒険的要素が強く、女にモテてスーパーマン並みに強いというべったべたの設定付き。翻訳が悪いのか、原書の流れも悪いのかは良くわからないけれど、ジェームズ・ロリンズを読んでしまった後では、あらゆる意味で物足りなく感じてしまった。結末も予想通りでした。この感想を読んで読みたくなる人っていないよね...:私には合わなかった。2014/04/19

Richard Thornburg

12
感想:★★★★★  シリーズ第4弾。  今回はイロイロと謎も多くてミステリアスな古代エジプトのアクエンアテン王がテーマ。  前作も小気味いいアクションを見せてくれましたが、今回はかなり派手なアクションを見せてくれます。  主人公が積極的にアサルトライフルやグレネードランチャー使ったのは、シリーズ中でも本作が初めてではないでしょうか。  財宝を追いかけていくトレジャーハンティング的要素と、派手なアクションが適度にブレンドされて退屈しません。  ラストはあらら…の展開ですが、今回はベン・ホープに同情します。2015/12/31

touchthepeak

5
古代エジプトのアクエンアテン王にまつわる秘宝の争奪戦等を描いた冒険小説。本屋さんで目にとまり、初めての作家の本に手を出してみましたが、結果としては大ハズレ。古代史の隠された謎に挑む歴史ミステリー的なものを期待したんですが、まるでハリウッドのB級アクション映画のノベライズ本のような内容で、ストーリー展開はご都合主義丸出しだし、登場人物の行動原理にもいちいち違和感というかつっこみどころ満載。シリーズ物の4作目であることが表紙や裏表紙等に全く書かれていない点にも、疑問を感じてしまいました。2013/12/11

ハッチ

3
★★★★★ベンシリーズ第4弾。相変わらず謎解き要素は少ないけれど、今回は今までよりは多い方。ストーリー展開も読めちゃったけれど、まぁベンがかっこいいから許せる(笑)2014/10/24

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