発達障害の原因と発症メカニズム―脳神経科学からみた予防、治療・療育の可能性

個数:

発達障害の原因と発症メカニズム―脳神経科学からみた予防、治療・療育の可能性

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年03月29日 05時39分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 382,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309909929
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C0036

出版社内容情報

『沈黙の春』の警鐘から50年! ついに農薬、殺虫剤など環境化学物質の毒性メカニズムを解明した、脳神経科学者の最先端情報。

内容説明

微細なシナプスから疫学まで、最新の脳を巡る科学を集積し、再構築された脳の「共発達」の様相は、発達障害の常識を逆転させ、さらに予防や、脳に沿った正しい療育すら明示する。

目次

米国小児科学会や欧州食品安全機関の声明、三つの伝えたいこと
「遺伝と環境の相互作用」からくる脳の個人差の実態―脳の構造と機能は一人一人みな違う
症状の多様性と診断のむずかしさ―個性との連続と診断基準の問題点
日米欧における発達障害の増加―疫学調査の困難さと総合的判断
原因は遺伝要因より環境要因が強い―自閉症原因研究の流れとDOHaD
発症メカニズムは「特定の神経回路のシナプス形成・維持の異常」―発症しやすさを決める遺伝子背景と引き金を引く環境要因
子どもの脳のどこで発達の異常がおこるか―脳の「共発達」と化学物質へのシナプスの脆弱性
発達障害の毒性学と発症の分子メカニズム―遺伝的なシナプスの脆弱性と発達神経毒性化学物質の種類と感受性期、曝露濃度
発達障害増加の原因としての、PCB,農薬など環境化学物質汚染の危険性
発達障害の予防はできる―環境要因による増加部分は、原理的に予防可能〔ほか〕

著者等紹介

黒田洋一郎[クロダヨウイチロウ]
1943年、東京都生まれ。1966年、東京大学農学部農芸化学科卒業。環境脳神経科学情報センター代表、首都大学東京客員教授

木村‐黒田純子[キムラクロダジュンコ]
東京都生まれ。1975年、お茶の水女子大学理学部生物学科卒業、1977年、同大学院理学系生物学修士課程修了。埼玉大学理工学部研究生を経て、1977年より、東京都神経科学総合研究所、微生物学研究室研究職員。1997年より同研究所、脳構造研究部門を経て発生形態研究部門主任。2011年、同研究所の統合に伴い公益財団法人東京都医学総合研究所、脳発達・神経再生研究分野、神経再生研究室、研究員、2013年より同研究所、こどもの脳プロジェクト、研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

18
情熱が込められた本です。理解するのが大変な部分もありますが、タックルするだけの価値があります。PCの前でリファレンスを読みながら読み進めるのがお勧め。とはいえ、読み終わるのに3週間かかりました。近年における子供の発達障害の増加を、同じく増加する化学物質と関連付け研究。その結果の紹介…というのが大まかな内容です。予防の部分だけ知りたい方は後半だけ読むというのもアリ。ネオニコチノイドの勉強をした際に出会った学者さんですが、私個人はお話させていただいて素晴らしい研究者だと思いました。2016/01/23

Asakura Arata

7
自閉症の原因が遺伝より環境要因が多いのではないかという本。環境とは汚染物質に晒されることで、親の育て方の問題ではない。2019/10/06

ゆー

4
なかなか難解。あとがきの『「一般書」よりもまず「専門書」の書き下ろしを』の通り、脳神経科学の予備知識のない私では読むのは難しかった。同著者の岩波新書では一般向けに易しく書かれる予定なのでそちらを読んでからまた読みたいと思う。 今まで心理学方面から見た発達障害の本しか読んだことがなかったので興味深い。2014/12/28

おりひめ

3
発達障害の発症に、環境にあふれる農薬など化学物質が関与している可能性について専門的に説明している内容。素人目には、「納得」されちゃうんだけど、実際、どうなんだろう?難解な脳神経科学用語や化学物質名などで目くらましされている気分もします(^^;)。一方、2012年には米国の小児学会が化学物質の危険性について声明を出したということだから、科学的にもかなりしっかりした論なんだろうし、実感とも一致してます。2015/04/16

ちょこ

2
発達障害の臨床経験がないためか、数字のみで偏った印象。「昔は多動性は畑仕事があったのでそこまで困らなかった。しかし現在は椅子に座る事務仕事が増えた。多動性であることに障害を感じることが多くなった。」このように社会の変化も発達障害を考える上で重要だと思うのだADHDでもSSTを行うと改善する人たちもいるのに。発達障害には、社会、食、環境、脳機能、臨床、それらが複雑に絡まっているのに、食の環境のみを取り出すというのは(もちろん必要であるけども)発達障害の全てを理解した気になるのは早いのでは?2017/02/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7150655
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。