内容説明
トレヴァー・ブラウン来日20周年記念作品集。JK桃源郷ジパングにやってきた英国人画家が描く革命絵図。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梟をめぐる読書
7
「男の子」からの性的な眼差しに絶えず曝され、勝手な理想や妄想を押し付けられ、「カワイ」くなければ即座に切り捨てられる。現代の「女の子」たちの日常はまさに「戦争」である。そんな理不尽な状況を打破すべく、トレヴァー・ブラウンの「女の子」たちが遂に私たちへと向けて〝宣戦布告〟(銃器を持った画中の「女の子」たちの敵意は明らかに鑑賞者へ向けられている)した。表紙には、ドラクロワの構図をパロディして勝利の旗を掲げる「女の子」。そう、これは「女の子」たちを少女幻想から解放し、「女の子」の自由を勝ち取るための戦争なのだ。2013/05/28
宇宙狐
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面白かった2013/08/31