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完全版 平凡パンチの三島由紀夫 (完全版)

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  • サイズ B6判/ページ数 494p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309909639
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

総理の座に一番近かった三島が切腹した理由は…。三島の切腹をただひとり活字で予言した番記者、椎根が死後四十年間も時々現れる三島の精霊たちとの愛の交際も新原稿百枚として掲載。

目次

第1部 最新版三島由紀夫と記憶と精霊たち(「記憶というてもな、映る筈もない遠すぎるものを映しもすれば…」―豊饒の海を、漂って;下田はいま、三島の聖地になりつつある(対談横山郁代・椎根和)―家庭サービスの鬼三島由紀夫
まじめで手抜きせず、いつも全力をつくす文字労働者だった(対談鈴木邦男・椎根和)―三島の死後、残された二つの謎)
第2部 平凡パンチの三島由紀夫(“キムタク”なみのアイドルだった;ねじれにねじれ拡散した信条;スーパースター第一号誕生!;頭脳に“ものが入ってきた”;“ひどいから、いい”感覚;“イメージ”が、新しい哲学になった;“集合的無意識”世界への旅;ゲバラとアリと三島のダンス;気づかれなかった本当の遺書;白い錬金術師の家)
第3部 三島由紀夫×平凡パンチ相思相愛年表

著者等紹介

椎根和[シイネヤマト]
1942年生まれ。福島県出身。早稲田大学卒業後、婦人生活社『婦人生活』をかわきりに編集者としてスタート。その後、平凡出版にうつり『平凡パンチ』『アンアン』の編集に関わり、後年は『POPEYE』の編集長、『Olive』『Hanako』『relax』ほかの雑誌の創刊編集長をつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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はな

8
60年代後半から70年代にかけて一世を風靡した若者雑誌「平凡パンチ」の編集者であった著者と認識を離れて行動に移りつつあった三島由紀夫の交流の物語。三島の悪口を書き部数を伸ばした雑誌に三島はクレームもせず、著者を剣道の稽古に誘う。それから著者は平凡パンチの三島番になってゆく。三島のハンバーグのエピソードや自分のレコード鑑賞会の熱心さのようなものまで近くにいた人間だから書ける人間三島由紀夫が書かれている。だが終盤、三島の死から置いてけぼりを食わされた著者が、死の理由を必死に探す記述が増え、冗漫になってしまった2021/09/09

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