内容説明
月の世界へと旅だった謎の女性が残した書簡の秘密とは。ゴンクール賞受賞の女流作家が描く、現代のイカロスの物語。
著者等紹介
トリオレ,エルザ[トリオレ,エルザ][Triolet,Elsa]
1896‐1970。フランスの女流作家。モスクワ生まれ。少女時代はレールモントフ、プーシキンに傾倒、後にゴーリキーのもとで文学修業し、ロシア語で小説を発表。1924年にパリに移る。マヤコフスキーの詩のフランス語訳が縁でアラゴンと結婚。フランス語の処女作『今晩は、テレーズ』(1938)を発表。大戦中はアラゴンとレジスタンスに参加。「最初のほころびは二百フランかかる」(1944)でゴンクール賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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