内容説明
軍隊時代の旧友、オリバー・ルエリンの不慮の死を調べていく中で、ベン・ホープは、何世紀も昔の「モーツァルトの死」の謎に巻き込まれていく。オリバーが追い求めたモーツァルトの書簡は、どこにあるのか。そして、オリバーが生命をかけて郵送したCDには何が眠っているのか。オリバーの葬儀のあと、ベンは、世界的に有名なオペラ歌手となっていたリー・ルエリンから突然の呼び出しをうけて再会する。だがそれは二人にとって15年前の苦い過去との再会でもあった。凍てついた冬のヨーロッパ。二人が「モーツァルトの死」の真実に迫るとき、モーツァルトを葬り去った殺人者たちも、歴史のむこうから蘇ってくるのだった。英国の読者を夢中にさせたベン・ホープ・シリーズ第二弾。
著者等紹介
マリアーニ,スコット[マリアーニ,スコット][Mariani,Scott]
1968年、スコットランドに生まれる。オックスフォード大学で現代英語を専攻。作家になるまでは、翻訳者、プロのミュージシャン、射撃のインストラクター、フリーランスのジャーナリストとして働いていた
高野由美[タカノユミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひこかつ
23
シリーズ2作目らしい。 一作目??は、すでに映画化されるらしい。 「ダ・ヴィンチコード」っぽいものを狙っているのかも?だけど、 話運びがチープな感じ。 タイトルで本を選んじゃダメでしたね(><) 2016/06/19
RIN
20
読メの皆さんのかなりな酷評さには思わず笑ってしまった(笑)。シリーズ1作目からわかってはいたけどそれでも読んでしまう不思議。派手なアクション映画を観終えた気分で読了。イギリスで映画化権獲得という話だったので1作目はイギリス映画らしいスタイリッシュなシニカルさを期待できると思っていたが、本作は思いっきりハリウッド映画ですな~^^;歴史の謎解きとアクションを融合するには謎解き部分が薄すぎてトホホ。このシリーズ、4作目まで出てるけど、まぁきっと読むでしょう、いつか^^;2014/01/21
そばかす♪
19
ベン・ホープのアクション&歴史サスペンス第二弾。今回はモーツアルトの死因に関する謎だけど深くはない。とにかく優男なんだよねぇ…SAS出身で典型的なヒーローのはずなのに。これは翻訳の影響も大きい気がする。「ぼくは…」「〜だよね」「〜してくれる?」って元特殊部隊の大柄兵士が使う言葉じゃないよねぇ(笑)前作同様、絡む女は二人。しかし一作目の彼女は思い出さえも出て来ない冷淡ぶり。なのに今回は一度捨てた女と結婚しちゃってまたそれが… 人物の性格造形が粗いかも。筋立ても同様に粗い。でもこの軽さは疲れなくていい。2015/03/12
Richard Thornburg
11
感想:★★★ シリーズ第2弾! 前作は面白かったので期待も大きかったのですが、本作は少々急ぎ過ぎというか…雑というか…説明不足というか… 読んでいて!?ってなる個所もあり、前作より寂しい印象で読了後もモヤモヤ感が残ります… アクションシーンはまぁまぁイケてますかね。 今回の主人公はブローニング・ハイパワーではなく、専ら.45ACPのパラ・オーディナンスを使用。 P14あたりだと本家M1911よりド派手に弾をバラ撒いてキメるかと思いましたが、どちらかと言えば地味~な印象… 次作に期待します。2015/05/26
ララ♂
9
読了2023/07/28