出版社内容情報
禍々しい髑髏を抱きコキヤージュのデコールと化した不老の麗人たちが、夜ごと織りなすデカダンスの響宴。耽美主義のあらたな地平を探求し続ける孤高のネオ・ジャポニスト山本タカトの最新画集。
著者等紹介
山本タカト[ヤマモトタカト]
1960年1月15日秋田県に生まれる。1983年東京造形大学絵画科卒業。1991~93年“浮世絵ポップ”様式を試みる。1994年頃より“浮世絵ポップ”様式を発展させ洗練させた“平成耽美主義”様式を打ち出し、主に耽美小説、幻想小説、官能小説、時代小説などの挿絵の他、文芸誌や単行本などの表紙絵、広告用イラストレーションを描いている。1998年初の個展「山本タカト展~平成耽美館」(クリエイションギャラリーG8、銀座)、初の著書・山本タカト画集『緋色のマニエラ』(トレヴィル刊)。東京イラストレーターズ・ソサエティ会員、国際浮世絵学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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姉勤
29
仏画の様な色調のエログロ画集。緊縛、人体解剖、球体関節人形をモチーフに独特の世界を表現。2023/01/08
non
8
身体はバラバラに、そして融合し、千切れ、乱れ、薔薇と共に咲き誇る。凍てつく月の光を浴びて人外へ。 去年原画展を観に行った際に購入。原画の迫力はグロテスクさも宝石のごとく。「アンドロギュノス」「ヘルマフロディトゥスの醸成」「聖域の生成変化」など、後半のページが大好きです。2009/09/17
skr-shower
1
初めてみたかも?天野喜孝か宇野亞喜良、グロな会田誠か松井冬子か、黒髪の古い時代の日本の妖しい雰囲気。ちょっと追いかけてみよう。2021/11/22
えぬこ
1
美しいです
彬
1
優美な日本画を思わせる線が、男性なのか女性なのか分からない画と相まって不思議な色気がある。2011/03/27