スローニュアンス―松田優作写真集

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  • サイズ B5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 24cm
  • 商品コード 9784309907567
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0072

内容説明

人気絶頂の大スターと若きカメラ小僧との真剣勝負。「撮るなら俺の魂を撮ってみろ!」このひと言から始まった渡邉俊夫のカメラマン人生。彼はミュージシャンとして、そして人間としての松田優作の魅力を余すことなく撮り続けた。そして優作は渡邉に、ときには兄のように、ときには師匠のように接した。これは単なる写真集ではない。『西遊記』『HERO』『アキレスと亀』などのスチールカメラマンとして活躍するまでに至った渡邉から松田優作に捧げる渾身のオマージュである。

目次

First Shot
Live U MATSUDA YUSAKU Concert Tour’80
SUMMER HURRICANE CONCERT
NEW YEAR ROCK FESTIVAL
Hardest Day Concert Tour’81
LIVE INTERIOR
OFF TOWN LIVE
KAZOKU GAME
Off Shot
Live In The City’84〔ほか〕

著者等紹介

渡邉俊夫[ワタナベトシオ]
1960年京都生まれ。松田優作のミュージシャンの一面を撮り続けたカメラマン。その作品はアルバム『Deja‐Vu』やシングル盤「ワン・フロム・ザ・ハート」などにも使われている。その後、映画のスチールカメラマンとして復活。『TOKYO!』(監督:レオス・カラックス)『座頭市』『アキレスと亀』(監督:北野武)など数々の話題作を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Y2K☮

32
歌手・松田優作に特化した写真集。面識のない追っかけを受け入れて兄弟付き合いをし、写真撮影を許すこと自体がもう異次元。正直「探偵物語」の工藤ちゃんや「蘇える金狼」の朝倉のビジュアルが最も魅力的に映るけど、そこに停滞して楽に稼ぐことを良しとしない矜持と変化の美学に胸を打たれた。常に本気で生き、緊張感を漂わせていたから周囲は大変だったと思うが、その代わり同様に本気で生きている人には温かい。真摯に向き合ってくれる。一緒にいるだけで心身が鍛えられる。岡本太郎に近いような。「横浜ホンキートンクブルース」が大好きです。2021/01/13

Y2K☮

27
ミュージシャンとしての松田優作をあまり知らない。本気で取り組んでいたと伝わった。というか、俳優業も音楽もファンイベントもプライベートもすべてが全力投球で、だからこそ同じ姿勢を周囲の人にも求めていたのだろう。一瞬たりとも気を抜けないから、仲間や家族の緊張感は凄まじかったはず。もしかしたら現代の価値観とは合わないかもしれない。ただこういう人と接することで急激に成長できるのも普遍的な事実。比喩でも事実上でもなく、松田優作は写真家としての、いや人としての著者の師匠で間違いない。暗転中の静かな佇まいが妙に胸に残る。2024/02/20

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