Pan-exotica
KATAN DOLL fantasm―天野可淡人形作品集

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  • サイズ A5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309907437
  • NDC分類 759
  • Cコード C0072

内容説明

呪術的魅力溢れる数々の球体関節人形を遺し、80年代を閃光のように駆け抜けた不世出のドールアーティストのオブジェ、マスク作品ほかを含む第二作品集。

著者等紹介

天野可淡[アマノカタン]
1953年東京都世田谷区に生まれる。1962年東映児童研究所第四期生となる。1974年女子美術大学(洋画専攻)卒業。1984年「第二回創作人形協会展」に出品、グランプリ受賞。同展奨励賞受賞。1985年国立市に創作人形教室設立、主宰。「第一回人形達展」に出品(プランタン銀座)審査員特別賞受賞。1986年11月「第二回人形達展」に出品(プランタン銀座)テクニック賞受賞。12月「第十二回現代童画展」に初出品(東京都美術館)奨励賞受賞。1988年ドールスペース・ピグマリオンのスタッフとなる。1990年11月1日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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105
日本で作られる球体関節人形について、四谷シモンの次に知った人形作家が天野可淡だった。彼女の創り出す人形の瞳はみな愛を渇望していて、ものすごく寂しげで、なんとかしてあげたくなってしまうのだが、同時にそこが強烈な魅力のひとつでもある。しかし可淡さんの言葉を読むと、彼女の創り出す人形達はどれも、実の娘さんたちの心の叫びが反映されていたように思えて仕方がない。2014/05/16

コットン

60
人形作品集。鼻の下と上唇の形に特徴があり、一目見て目立つ目の輝きと相まって憂いや悲しみや怪奇を表現する幻想世界に成功している。2020/09/19

アイアイ

18
人形の中に骨があるみたいだ。思いつめた表情の人形たちが今にも動き出しそう。読友さんから天野可淡の名前を教えて頂いて読めた作品集♪二児の母でもある可淡さんの多才な芸術、確かに人形の域を超えたバイオスフィア。▽図書館2015/09/27

芍薬

8
球体関節人形作家としては最高の一人だと思う天野可淡の写真集。 かなりお気に入りの1冊です。 愛らしくあどけない唇と怪しく光る眼の悪魔的なコントラストがどうにも素敵な人形たちです。2012/04/19

5
ここに登録するつもりはなかったけど、さっき久し振りに眺めていたらマリアの心臓のあの空気と初めて可淡人形を目にした感覚や足繁く通っていた頃の創作意欲等がそのまま本から飛び出して来たので、なんとなく書いてみました。写真でこのオーラだもんなぁ。亡くなられた時のあの話も信じられるよ。2013/06/07

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