脳ひとり歩き時代―ヴァーチャル脳を身体が救う

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  • サイズ B6判/ページ数 343p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309907093
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0047

内容説明

人間の本来のあるべき姿とは?!現代人の健全な脳とは何か?先祖から受け継いできた日本人の優れた身体性に回帰し、今こそ、頭脳知に対して、身体知とのバランスがいかに大事かを実践的に検証する。

目次

第1章 脳科学のあやうさと植物性身体(バカの壁と科学の限界;脳を身体から引き離すな)
第2章 心の世界、宗教の世界とエートスとしての身体(心情とは腸(エートス)が生み出すもの
宗教の発生と超越性)
第3章 日本文化と植物性身体(武士道の身体性;身体性の歴史と混乱)
第4章 植物性身体を実現する呼吸法(シャカの呼吸と骨の呼吸法;垂直性をめざす「呼吸身法」の実践)

著者等紹介

勇崎賀雄[ユウザキヨシオ]
1949年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。西洋の身体論(哲学)を学ぶことで身体哲学の世界に目覚める。また、独自の修行を重ね、頭脳知を包摂する身体知を直覚し、20年以上に渡り、のべ10万人に呼吸法を指導。三千年におよぶ行法の歴史の中で最も高いレヴェルで確立された仏教の行法と道教の行法をベースに、ヨーガ、真言密教、禅、神道、武道、気功、能、バレエなど古来より行われてきた様々な呼吸法と行法のエッセンスを統合し、医学、医術から、哲学、生命科学、人類学、社会学、芸道、スポーツを含む21世紀の身体論という観点から現代の行法「呼吸身法」を集大成し、「行法と哲学の一致」をモットーに実践する。現在、湧氣塾を主宰する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふじ

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とても刺激的な本です。養老孟司氏の著書を批判的捉え、脳化した世の中に一石を投じています。頭で考え過ぎて身体が弱っていることに警笛を鳴らし、自身の身体哲学を展開していますが、何よりも実践なくして変化なしと言うことでしょう。また、アーナパーナサティ・スートラについての記述は、日本語での一般書が殆どないので、とても参考になりました。形態学などの観点からも、骨や身体の作りと呼吸の関係なども素晴らしい考察だと思います。2012/01/17

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