内容説明
「さいころの空」のモデルは倉沢増吉、大正米騒動下で農相と対峙する増貫、岡半、伊藤延たち。東大法学部卒の斎藤定吉、丸裸で怪気炎の松谷天一坊…。投機街を彩る巨人伝。
目次
怪傑フィードンと日本連合の死闘
松谷天一坊、丸裸の怪気炎
日本一の相場記者・野城久吉
北浜の錬金術師、島徳出世物語
島徳蔵もう一つの顔
大谷光瑞師を投機界にかつぎ出した男
石川天崖『東京学』が語る相場の心得
兜町を彩る猛者たち
横浜市場を仕切った面々
一癖も二癖もある米将軍たち
大阪相場師群像
大正米価狂乱―村上浪六の証言
謎の相場師、斎藤定吉に関する断片
『さいころの空』のモデル、倉沢増吉とその周辺
文人が綴る鎧橋両岸の賑わい
著者等紹介
鍋島高明［ナベシマタカハル］
昭和１１年高知県生まれ。私立土佐高校を経て、３４年早大政経卒、日本経済新聞社入社。４７年商品部次長、夕刊コラム「十字路」に執筆、５８年同編集委員、朝刊「中外時評」に執筆。日経産業消費研究所、日経総合販売を経て、平成９年友人５人で市場経済研究所を設立、現在代表取締役。１４年古本のインターネット販売・五台山書房を創設（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Shozo Fujita
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２２ 今のデイトレーダーとは違う、人生を米相場に賭けた人たちの話。米の空売りに失敗して切腹したりする一方で極貧の出から大金持ちになる人もいる特殊な世界。現代まで生き残っている野村、山種、玉塚などの名前が出てくるのが興味深い。2015/06/13
中川肇
0
良い2018/06/30
