内容説明
『太郎の絵』は誘う!「1 うつしみ」は、詩人中島敏行の発現の拠りどころが映し出される。「2 女ひとり旅しぐれ」は、かつて中島が鳥取県皆生温泉の旅宿海潮園のあるじであった折りに、じっと見守った仲居四人の生きてし哀歓を描き出した。「3 花荒れ」は、中島が野坂昭如ら文学者とのめぐりあいを語りつぐ。
目次
1 うつしみ(鳩の声;悪いサンタクロース;姉様人形 ほか)
2 女ひとり旅しぐれ(初古;華子;菊子 ほか)
3 花忘れ(北へ(一)―座敷童子
北へふたたび(二)―保の死
旧友邂逅 ほか)
著者等紹介
中島敏行[ナカジマトシユキ]
1930年米子市生まれ。鳥取県立米子中学校、早稲田大学付属高等学院、早稲田大学第一文学部ロシア文学科各々を修了。昭和34年皆生温泉にて海潮園を創業。現在、特定政府登録908号海潮園代表取締役会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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