内容説明
55年間、常に新しいものに挑戦しつづけた映画作り。楽しくてステキで美しいものを観客に見せたい、画家でもあった黒沢明の美術に対する激しい希求、それをかなえたのは黒沢組、美術班の人々だった。黒沢映画創造、その準備班の秘密に迫る白熱のインタビューノンフィクション。
目次
はじめに フィルムに描く―黒沢明の映画美術の秘密
第1章 美術 村木与四郎
第2章 美術 志村恒男・桜木晶
第3章 小道具 浜村幸一
第4章 大道具 宇津木一郎
第5章 かつら・メイク 相見為幸
第6章 衣裳 伊藤憲一
第7章 衣装デザイン ワダエミ
第8章 衣裳 黒沢和子・福田明
黒沢組的後書き 黒沢明の人生の選択と2007年問題
著者等紹介
塩沢幸登[シオザワユキト]
作家・編集者。1947(昭和22)年生まれ。東京都世田谷区出身。1970(昭和45)年、早稲田大学文学部卒業。平凡出版(現マガジンハウス)入社後、雑誌『月刊平凡』、『週刊平凡』、『平凡パンチ』などの取材、編集に従事。雑誌『ターザン』副編集長、『ガリバー』編集長を歴任。この間、ノンフィクション作品『平凡パンチの時代』、『夢の行方』を上梓。2002年、マガジンハウス退社。作家活動に入る
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