内容説明
スイスが生んだ天才的シュルレアリストH.R.ギーガーの『ネクロノミコン』こそリドリー・スコットが自らの監督第二作『エイリアン』の核心となる未曽有の宇宙生命体の完璧なプロトタイプを発見、それを取り巻く近未来のメガロマニアックな廃墟ヴィジョンのすべてをも視覚化しアカデミー賞に導いた運命的作品集である。ギーガーの『ネクロノミコン』は、人間精神のあらゆる神秘を探究した、20世紀と21世紀を通じて最もクリエイティヴかつ刺激的な書物であり、ここにはいまだかつて誰によっても実現されえなかった魔術的アイコンが封印されている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
knot
4
初めて観たギーガーの作品はNo.251「Li Ⅱ」。何で観たのかは憶えていないが遠い昔だ。でも、その時の衝撃は憶えている。一目で虜になった。本作の中でギーガーが言っていたが、彼の作品を初めて観る人はたいてい悪印象を持つらしい。自分が彼の絵と出会ったのは十代の始めごろだと思う。それからずっとファンだ。彼の作品は凶々しく悪魔的で人体と機械が歪に融合し性的で未来的でもあり退廃的でもある。そして精緻でなにより美しい。本作ではNo.331「呪い Ⅲ」が好き。2015/03/26
ひろむ
3
宝物(●^∇^●)美しいですよねウットリしちゃいますよね~!でも眼前に降臨されたら全力疾走転げまわって逃げまくります。遠くのほうで、柱からこっそりと覗いているだけで満足な雑草人なんです。
j
1
凄まじいとしか言いようがない。