内容説明
日本の代表的な古典に、全く新しい、強い光を当てた異色の評論。長い間誤解されてきた芭蕉の辞世の句も、鴎外の遺言も、本書によって甦った。
目次
第1章 方丈記(無常と自省;隠逸思想 ほか)
第2章 徒然草(隠遁の勧め;無常観 ほか)
第3章 芭蕉(野ざらしの旅(上)「野ざらしを」の句に関する通説批判
野ざらしの旅(中)「野ざらしを」の句に関する米谷説批判 ほか)
第4章 鴎外(少壮期の寡作と老年期の多作;死・墓・年譜 ほか)
著者等紹介
佐々木雄爾[ササキユウジ]
昭和6年(1931)、佐賀県伊万里市に生まれる。昭和29年(1954)、九州大学文学部国語国文学科卒業。鹿児島ラサール高校教諭、長崎造船大学(現、長崎総合科学大学)助教授、佐世保工業高等専門学校教授を経て、平成7年(1995)、定年退職
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