歌のうちそと―自歌自注と大連回想

歌のうちそと―自歌自注と大連回想

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309905549
  • NDC分類 911.162
  • Cコード C0092

内容説明

戦中は軍国教育を受け、戦後は貧窮の底で思想と生活の狭間に苦しみ耐えた昭和一桁世代。短歌という伝統的小詩型に拠りつつ、激動の世を愛と誠実で生き抜いた一歌人の吐息。旧友山田洋次との対談を含む大連回想を併載。

目次

1 自歌自注(『月』より;『笛』より;『雷』より ほか)
2 父母のことなど(父大島涛明のこと;母のことなど;満州育ちの私たち)
3 対談・僕ら、満州の少国民(山田洋次・来嶋靖生)

著者等紹介

来嶋靖生[キジマヤスオ]
昭和6年(1931)旧満州大連市に生まれる。昭和26年早大短歌会と槻の木会に入り、都筑省吾に師事。平成9年から「槻の木」編集発行人。昭和60年第13回日本歌人クラブ賞。平成8年第32回短歌研究賞受賞。現代歌人協会常任理事。窪田空穂記念館運営委員。日本文芸家協会会員
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