私はチョウザメが食べたかった。

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  • サイズ B6判/ページ数 406p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309905457
  • NDC分類 487.59
  • Cコード C0045

内容説明

本書は、チョウザメを通して「人間と地球を考えるノンフィクション・レポート」である。ただし、あくまでも「キャビアの親としてのチョウザメ」くらいの知識から楽しめる。そして、楽しみながら読み進めるうちに、本書が投げかけるさまざまな命題を、自身に関わる身近な問題としてとらえはじめてもらうことを目的のひとつとしている。本書は心に残る「基礎」をめざしている。

目次

チョウザメのステーキ
チョウザメはサメではない!?
チョウザメに魅せられた男
ヘルソンのキャビア
キャビア!キャビア!
カムチャツカへの旅
チョウザメのもとに集まる
チョウザメの出現
チョウザメという魚
チョウザメ料理に取り組む
養殖のチョウザメたち
チョウザメ課長の出現
チョウザメはどのくらい減っているか?
チョウザメを飼ってみる
日本各地の養殖場訪問
国産キャビア
あたらしい養殖魚種
チョウザメの味について
チョウザメの養殖は必要だろうか!?
チョウザメから考える

著者等紹介

末広陽子[スエヒロヨウコ]
本名、助川陽子。魚類学者、故末広恭雄の長女。青山学院大学卒業。(社)全日本ピアノ指導者協会正会員。国際スタージョン交流協会副会長(代表)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さゆ

27
私が分類番号666の本を読むなんて、まったく思っていませんでした。著者の末広さんは文才があると思う。もしかすると水族館なんかで見かけて「へー、チョウザメって、鮫じゃないんだー」と思ったことがあるかもしれないけれど、忘れてしまう。でも、もう忘れません。チョウザメに関する認識が変わりました。それにしても、キャビアをスプーンですくって食べるって憧れます。カラーの写真とか、少しでもあれば、なおよかったのに。2012/12/01

kiki

1
キャビア食べたい。 30年生きてきて、ちゃんとしたキャビアを食べたことがないことにハタときがついた。 異常に読みやすかったので、写真はカラーにしてほしい。2022/10/21

志村真幸

0
 本書は、チョウザメ料理に憧れ、ずぶずぶとチョウザメとキャビアの世界にはまりこんでいった記録。なお、もともと食べたかったのはチョウザメの肉であり、キャビアの方ではない。キャビアばかり注目されるが、実は肉も旨いのである。ただ、非常に料理を選ぶタイプの味らしく、なかなかおいしいものには出会えないらしい。 キャビアの話もいろいろ。  ロシアでのキャビア生産の現状、日本でのチョウザメ養殖の試み、種類と資源量、キャビアの美味しい食べ方など、チョウザメにまつわる話題がこれでもかというほど詰めこまれている。 2019/09/01

パロリーヌ

0
養殖について、チョウザメについて考えさせられる本だった。深い。ちなみに作者はずっと男性だと思ってたので読了後唖然とした。笑 チョウザメもキャビアも食べてみたい。 願わくば小さじ山盛り一杯のキャビアを。 そしてチョウザメの寿司を。2018/03/02

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