エデンの門―イーサン・コーエン短編集

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エデンの門―イーサン・コーエン短編集

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  • サイズ A5判/ページ数 361p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309902876
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

コーエン兄弟のイーサン・コーエン初の短編小説集。『ニューヨーカー』『プレイボーイ』『バニティフェア』に掲載された3編を含む全14編を収録。全米各誌で大絶賛された話題の短編小説集!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

79
映画脚本化&監督のイーサン・コーエンによるちょっと、おバカで切ない物語たち。当然、コーエン兄弟作品を知っている人には馴染み深いトイレシーンと奇天烈なエロと凄惨な暴力があります。著者紹介まで騙りによるおちょくりがあるのが楽しい。もう、最初の「なんでこんなに頑張っているのに報われないんだ~!」と叫ぶ若手ボクサーのある意味、痛い青さにニマニマする「宿命」から始まっているのが最高過ぎるでしょ!「血の証し」の人生における不誠実さとある種の因果応報さや「モーティおじさんの話」の身内だから通じる最低さもコーエンらしい。2019/01/04

maja

17
イーサン・コーエン短編集。ままならぬ世界で浮いてくる灰汁のような物語の数々。深刻な状況のなか、どこかゆるく縒れていく過程と容赦のなさがおかしさの故なのか。わらわらとこれでもかと縒れあってそこから発酵していくかのようだった映画「ビッグ・リボウスキ」を思い出す。思い浮かべるといまだに笑えてしまうのだ。短編集では「宿命」「血の証し」が面白かった。馴染んでしまう「ミネアポリス・ギャング団」「老兵たち」。ユダヤの食が興味深い「ぼくはフィル・シャピロを殺した」。 2019/01/25

mejiro

9
「血の証し」「子供たち」「レッドウィング」がおもしろかった。 言葉を飾らない、ときに下品なものいいの中に、普遍的で率直な心情が垣間見える。コーエン兄弟と映画を知ってるとより楽しめそう。2018/12/19

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