内容説明
野をわたる風に誘われて。スケッチブック片手に歩いた英国の田舎道。パブリックフットパス。揺れる花、光る木々、出会った動物や人物を鮮やかに写し、カントリーウォークの豊かな味わいを紹介する紀行エッセイ。
目次
１ 歩き始める前に
２ コッツウォルズにて
３ デヴォンにて
４ ノファクにて
５ ノース・ヨークシャーにて
６ ロンドンにて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にゃも
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憧れのパブリックフットパスを歩いて歩いて歩きまくるエッセイ。気分は羊でフットパスとくれば、当然愛しのボーダーコリーの仕事っぷりもうかがい知れるはず！との思ったのだが全くこれっぽっちも出て来なかったのが残念。でも、ノースヨークシャーの章の「窓からはゴウスランド・ムアの山肌にしがみつくようにして草を食べ続ける羊たちがみえました。」という文にはゾクゾクした。頭の中にいきなりイギリスの荒野が広がり、空に吸い込まれるような高い笛の音が聞こえたような気がした。2014/09/08
