出版社内容情報
手塚治虫は幼い頃、たくさんのお話を母親に聞かせてもらいました。漫画の神様のロングセラー絵本。手塚治虫生誕90周年記念新装版。
手塚 治虫[テヅカ オサム]
著・文・その他
著者等紹介
手塚治虫[テズカオサム]
1928年11月3日、大阪府豊中市生まれ。漫画家、アニメーション作家。第2次世界大戦後の1946年、「マアチャンの日記帳」で漫画家としてデビュー。1963年、自ら設立したプロダクションで制作した日本初の30分テレビアニメーション・シリーズ「鉄腕アトム」が放送開始。数々の新しい表現方法でストーリー漫画を確立し、「漫画の神様」と呼ばれるほどの偉大な業績を止した。代表作に、「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「火の鳥」「ブラック・ジャック」ほか多数。1989年2月9日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keroppi
75
手塚治虫の絵本。3つのお話を収録。しっぽを取って空を飛ぶうさぎ。原始時代の子供の話。ベトナム難民の話。手塚治虫は、絵本でも、発想が幅広く飛んでいく。2021/11/20
遠い日
9
「おかあさんのむかしむかし」シリーズ4巻で出された、手塚治虫さんの絵本。初出は1988年12月。『空とぶラビ』には、3話収録。お話というより語りのような地の文が、親しみやすくていい。手塚さんのあとがきで、自身の子ども時代に触れられていて、お母さんのお話が大好きだった子どもであることが、微笑ましい。2018/12/08
Sayaka
3
手塚治虫絵本シリーズ2冊目。絵は手塚治虫そのものだけど、ストーリーは子供達からすると微妙な感じだったらしい。2020/06/10
ビシャカナ
1
勢いある描写で動物たちを描きつつも社会への比喩もある『空をとぶラビ』漫画家らしい遊び心と、子どもが読んで楽しい図鑑要素が詰まった『これ、だれの角』多様性や難民が問題になる昨今より前にボートピープルを取り上げる『あの子はうちゅう人』手塚治虫は絵本を描いても、遊び心やヒューマニズムを忘れない流石の作家性を感じる。2023/06/25