出版社内容情報
手塚治虫は幼いころ、たくさんのお話を母親に聞かせてもらいました。その思い出から生まれた絵本シリーズです……素敵な4つの物語。
手塚 治虫[テヅカ オサム]
著・文・その他
内容説明
「せいぎのみかたのりゅうだってあるんだよ」まんがの神さまがおくるロングセラー絵本。
著者等紹介
手塚治虫[テズカオサム]
1928年11月3日、大阪府豊中市生まれ。漫画家、アニメーション作家。第2次世界大戦後の1946年、『マアチャンの日記帳』で漫画家としてデビュー。1962年、自ら設立したプロダクションで制作した日本初の30分テレビアニメーション・シリーズ「鉄腕アトム」が放送開始。数々の新しい表現方法でストーリー漫画を確立し、「漫画の神様」と呼ばれるほどの偉大な業績を残した。代表作に、「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「火の鳥」「ブラック・ジャック」ほか多数。全400巻の個人全集を持つ。1989年2月9日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keroppi
74
手塚治虫の絵本。バラエティにとんだお話の数々。龍とキャラクターが生きている「もえよドラゴン」が面白い。「やまびこ列車」は、お母さんが歌ってくれていた子守唄だそうだ。どんな曲だったのだろう。治虫少年は、こうやって想像力が養われていたんだな。2021/11/20
遠い日
10
テイストの異なる4つのお話。ことば選びも自由な印象で、楽しい。ちょっと気のいい正義感溢れるドラゴン、いいキャラクターです。2019/04/23
Sayaka
4
手塚治虫絵本。民話を含む短編集。もえよドラゴンが一番面白かった。2020/06/17
みのにゃー
3
表題作他『さだきちのはなし』『やまびこれっしゃ』『海のむかしむかし』を収録。巨匠が母親から聞かせてもらった寝物語をアレンジしたものだそう。お母様も幼少の頃、母親から聞かせてもらったのだとか。ストーリーテラーの家系か。『海の~』はいろんな国の民話のよう。いずれも挿絵が(もちろん本人による)いい。2022/09/30
ビシャカナ
1
手塚治虫が母から聞いた昔話『さきだちのはなし』と子守唄『やまびこれっしゃ』人に悪さをしないドラゴンの人を食ったようで、最後の一文でひっくり返す『もえよドラゴン』そして世界各地の神話、特に『ソロモン諸島の神話』は良い。母の思い出に神話、シニカルもユーモラスもあり、絵本ながらも手塚治虫のコミカルな魅力が詰まっている。2023/07/29