内容説明
上巻:なぜホモ・サピエンスだけが繁栄したのか?国家、貨幣、企業…虚構が文明をもたらした!下巻:文明は人類を幸福にしたのか?帝国、科学、資本が近代をもたらした!現代世界の矛盾を鋭くえぐる!
目次
上巻
第一部 認知革命(唯一生き延びた人類種;虚構が協力を可能にした;狩猟採集民の豊かな暮らし ほか)
農業革命(農耕がもたらした繁栄と悲劇;神話による社会の拡大;書記体系の発明 ほか)
人類の統一(統一へ向かう世界;最強の征服者、貨幣;グローバル化を進める帝国のビジョン)
下巻
人類の統一(宗教という超人間的秩序;歴史の必然と謎めいた選択)
科学革命(無知の発見と近代科学の成立;科学と帝国の融合;拡大するパイという資本主義のマジック ほか)
著者等紹介
ハラリ,ユヴァル・ノア[ハラリ,ユヴァルノア] [Harari,Yuval Noah]
1976年生まれのイスラエル人歴史学者。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えている。軍事史や中世騎士文化についての3冊の著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している
柴田裕之[シバタヤスシ]
翻訳家。早稲田大学、Earlham Collge卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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獺祭魚の食客@鯨鯢
57
生物の「進化」の結果人類という種が産まれましたが、各個体は必ずしも賢くなったとは言えない。文明とは言語ができたことにより技術が集積された産物です。 家族(氏族)が拡大し技術を共有し都市文明を形成されました。採集狩猟社会から農耕牧畜社会になり定住化したことによりそこへ四大文明が産まれたのです。 どこも採集狩猟生活するには砂漠化し過ぎていたため灌漑する技術が必要となり文明となったのです。 自然の恵みが乏しい場所に文明が産まれるとすれば、日本には文明が発生する素地はなかったかもしれません。 2020/07/18
えすび
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前々から読みたかったんで購入。 でも、読むのに相当時間かかったわ。 こういう手の人類史を読むのは初めてで面白かった。また、どっかのタイミングで読み返したら理解が進むかしら。 今の人間社会が目に見えないお約束の上に成り立っているということはよくわかった。それが人間としての優れてるところであり危ういところなんだろうなあ。2021/09/05
Masahiro
0
過去読んだ本を改めて再読してみた。 読む価値はありですね2020/05/22