Kawade mystery
10ドルだって大金だ

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309801018
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

【著者紹介】  
1922年生まれ。軽妙なユーモアとツイスト、簡潔なスタイルに定評がある短篇ミステリの名手。「エミリーがいない」でMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀短篇賞を受賞。邦訳短篇集に『クライム・マシン』。

内容説明

結婚三か月、そろそろ妻を殺す頃合だ―財産目当てに妻殺しを計画する男を待っていた皮肉な展開をオフビートなユーモアをまじえて描く「妻を殺さば」、銀行金庫の中の“余分な”10ドルをめぐって二転三転する「10ドルだって大金だ」、迷探偵ターンバックル部長刑事シリーズなど、巧みなツイストと軽妙なタッチが冴える短篇ミステリの名手リッチーの傑作14篇。

著者等紹介

リッチー,ジャック[リッチー,ジャック][Ritchie,Jack]
1922‐1983。アメリカの作家。ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれ。1950年代から80年代にかけて「ヒッチコック・マガジン」「マンハント」「EQMM」などの雑誌に、350篇もの作品を発表した短篇ミステリの名手。軽妙なユーモアとツイスト、無駄をそぎ落とした簡潔なスタイルには定評がある。『エミリーがいない』でMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀短篇賞を受賞

藤村裕美[フジムラヒロミ]
國學院大学文学部卒業

白須清美[シラスキヨミ]
早稲田大学第一文学部卒業

谷崎由依[タニザキユイ]
京都大学大学院文学研究科修士課程修了

好野理恵[ヨシノリエ]
早稲田大学第一文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

空猫

24
j・リッチー2作目。『クライム・マシン』ほどの感動はなかったけれど粒揃いの短編集だった。死体を隠すのに「とっておきの場所」とは。この愛すべきバカバカしさ「世界の片隅で」。ボクサーって絵になるけど彼は…「キッド・カーデュラ」。安楽椅子探偵もの「第五の墓」などがお気に入り。2020/03/07

さっちゃん

20
短編集になると、これはいいけど後はもひとつとがっかりすることが多いのだが、ジャック・リッチーの場合は全部が面白く捻られていて飽きさせない。読後感も明るくてよい。上手くやられたという感じ。今回も堪能させてもらいました。2015/08/17

ゆーかり

18
ユーモアミステリ短編集。“結婚して三か月、そろそろ、妻を殺す頃合だ” で始まる「妻を殺さば(原題The Green Heart)」、「世界の片隅で」「円周率は殺しの番号」名画を狙う「誰が貴婦人を手に入れたか」など全14篇。金欠の「キッド・カーギュラ」は別シリーズもあるらしい。迷探偵ターンバックル部長刑事シリーズは5篇。どれも気楽に楽しめる作品で面白かった。2019/12/01

miroku

16
しいて言えば似てるのは星新一。どれを読んでも面白い。着想とヒネリと構成力で読ますタイプの、まさに職人技を持つ作家。2012/11/16

ケンタ

13
「クライム・マシン」に続く第二弾。ユーモア溢れた無駄のない文章、練られたプロット。うーん、面白い。どの短編も、書き出しの一文目が上手いんですよね。他作品も読みます。2021/03/26

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