出版社内容情報
建築や美術、服飾、装飾品などヨーロッパ文化を彩ってきた様々な文様の、秘められた意味と歴史を、美しいビジュアルとともにたどる。
内容説明
神話学、神学、建築はもちろん、政治学、歴史学、メディア史、文化人類学、比較文化論などを駆使して語られる、装飾文様の歴史!
目次
第1章 ヨーロッパ文様の源流
第2章 聖堂建築と文様様式
第3章 華麗な王侯の装飾文様
第4章 装飾文様のモティーフと特色
第5章 メディアと装飾文様
第6章 装飾文様のコスモロジー
第7章 ヨーロッパと日本の装飾文様比較論
著者等紹介
浜本隆志[ハマモトタカシ]
1944年、香川県生まれ。関西大学名誉教授。ヴァイマル古典文学研究所、ジーゲン大学留学。専攻は、ヨーロッパ文化論、比較文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
帽子を編みます
60
装飾文様全般が取り上げられています。建築、服飾、絵画、などなど、広く知ることが出来ます。聖堂建築、モザイク画は常に興味が惹かれます。空間をどのように埋めるかその進化。第三章華麗な王侯の装飾文様は、特に興味深いです。エリザベス一世の肖像画、服飾の意匠、ペリカンとフェニックス、そしてヘビ。ほかにも、肖像画に込められたシンボルなどは奥深い知識が要求されます。こうして気軽に読み始めた本から次々に知りたい、調べたいことが浮かんでいくのが読書の醍醐味でしょうか。日本とヨーロッパを対比させる試みなどは面白く読みました。2022/08/07
鯖
17
メデューサの頭部のモザイク文様とかサクラダファミリアのしっちゃかめっちゃか文様とか。アルチンボルトの肖像画も載ってたけど、アレは文様でいいのか…(困惑)目の保養だなあとのんびり眺める一方、ナチの鈎十字には眉間にしわが寄る。全ページカラーだったら言うことなかった。2022/12/17
takao
2
ふむ2023/01/24
kaz
1
装飾文様の系譜と美術品や建築物への影響等を眺めてみるのも面白い。図書館の内容紹介は『建築や美術、服飾、装飾品などヨーロッパ文化を彩ってきた様々な文様は、人びとの世界観や美意識をも映しだす。先史時代から現代まで、その変幻自在な様相と秘められた意味を、美しいビジュアルとともにたどる』。 2022/09/10