出版社内容情報
ヴィクトリア朝の魅力的な文化がワンダーランドを支えていた! アリスが迷い込んだ不思議の国の完全ガイド。新装版。
内容説明
魅惑のワンダーランドの完全ガイドブック。チェシャ猫、ハートの女王などの奇妙な住人の紳士録から、ヴィクトリア朝の魅力的な文化が支える舞台裏まで、おかしな世界の出自を探り、奇妙な論理を読み解く本格的アリス読本。
目次
序章 不思議の国への招待(『不思議の国のアリス』の成立;地下の国こそ不思議の国 ほか)
第1章 アリスの「不思議の国」へ―『不思議の国のアリス』を読む(ウサギ紳士に誘い込まれたアリス、深い穴を落下;いきなり小さくなったアリス ほか)
第2章 アリスの「鏡の国」へ―『鏡の国のアリス』を読む(アリス、鏡の国でチェスの駒を驚かせる;鏡を通して見ればちゃんと読める文字 ほか)
第3章 アリスとキャロルと写真術(キャロルにとっての写真術;キャロルの時代の写真術 ほか)
著者等紹介
桑原茂夫[クワバラシゲオ]
1943年、東京生まれ。編集スタジオ「カマル社」代表。1972年に『別冊現代詩手帖 ルイス・キャロル』を編集、日本におけるルイス・キャロル研究の先鞭をつけ、さらにムック『アリスの絵本』や沢渡朔写真集『少女アリス』の編集などを手掛け、アリス・ブームを起こす。その後も映画『アリス・イン・ワンダーランド』の公式プログラムに解説を執筆するなど「アリス研究家」として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。