出版社内容情報
大英帝国とともに開花した紅茶文化のすべて! アフタヌーンティー、美しいティーカップ、カントリーサイドのティールーム。決定版!
内容説明
王、女王・貴族、そして国民を魅了したティー…英国紅茶の芳醇な歴史を旅しよう!トワイニング、フォートナム&メイソン、リッジウェイ、リプトン、ブルックボンドをめぐるエピソード満載。イギリス帝国の発展とともに開花した紅茶文化のすべて!!決定版!
目次
第1章 英国に紹介された東洋の茶
第2章 英国宮廷喫茶の発展
第3章 茶消費の拡大と一般への普及
第4章 茶貿易の苦難とインドでの製茶への期待
第5章 ティートータル運動とアフタヌーンティーの流行
第6章 紅茶は国民飲料へ
第7章 ティールームの発展と世界大戦
第8章 戦争を乗り越えて二一世紀へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょう
11
図説、眺めて楽しもうと思ったら。歴史の資料集でもありました。小学生から英国文学と料理にかぶれた私には、切れ切れの知識を繋げてくれる手引きとなりました。アッサムの茶の木が発見されたのが199年前、この木と3000年前から中国で飲まれていた木の学名が「カメリア・シネンシス」で統一されたのは1930年。甘いお菓子、優雅な銀のティーポット、生活を豊かにした一方でアヘン戦争を引き起こしたり。ティキャディボックス、ティータオル、F&Mのハンパー…。使用人でいいから150年前の英国を体験してみたいです。2022/08/31
Book Lover Mr.Garakuta
10
【図書館本】【速読】:イギリスの紅茶文化史2021/11/26
Hirouch
5
まるで社会科の補助教材にでも出来そうな完成度の高さです! 英国といえば紅茶と聞くけれど、本にも書いてある通り実際にロンドンに行くと存在感を放っているのは圧倒的にコーヒーなんですよね。 どうしたもんかと思っていましたが、英国における紅茶は我が国における緑茶のような気がしてきました。 紅茶をテーマに歴史を紐解くとこんなにも面白いとは!2023/05/30
るるぴん
4
よく整理されていてわかりやすいし、図説もたくさんあるのでイメージもしやすい。紅茶文化の発展だけでなく英国の歴史を学べる良い本だと思います。今ではありふれた飲料の「紅茶」ですが、かつては「東洋から船便で輸入された超高級な嗜好品」であり、国の財政に影響を与え、ステイタスシンボルとして茶器などの発展にも寄与。今は世界中、コーヒー文化に席巻されてますが・・紅茶周りの文化的なものが好きなので(アンティークとか)手元に置いておきたい1冊。2023/06/24
あけの
1
1900年代初頭 絹のガーゼがあったことに驚く 2021/07/27