出版社内容情報
英国人が愛する「紅茶」とティーカップの歴史をたどる初めての一冊!! ウェッジウッド、トワイニング……300点の図版満載。
内容説明
英国人がこよなく愛する「紅茶」とティーカップの歴史をたどる初めての1冊!!日々の暮らしのなかでティーカップをいかに楽しむか?その具体例をピックアップ!
目次
第1章 西洋喫茶の始まり
第2章 英国産陶磁器産業の誕生
第3章 ブルー&ホワイトの流行
第4章 上流階級のアフタヌーンティー
第5章 中産階級~労働者階級のティータイム
第6章 生活に密着した新しいティーカップ
第7章 ティーカップと紅茶の未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
28
既読本の増補改訂版だそうなので増補部ときれいなティーカップを眺めただけ。たまにはマグカップでなくティーカップで 紅茶を飲もうと今日は使ってみた。せっかくお気に入りなので死蔵しないで2019/09/12
組織液
12
ティーカップの歴史というよりはお茶の文化の歴史って感じでしたね。前読んだ『図説英国紅茶の歴史』をより詳しくしたような内容です。西洋人の東洋への憧れって思ったよりも強かったんですねぇ… あとスコーンがスコットランドやスクーンの石と関わりがあるの何気に初めて知りました。「スコーンは手で横に二つに割るのがマナー。縦に割るのは王への反逆となる」はぇ〜今度食べる機会があったらそうしてみます。2021/04/29
秋風
10
大航海時代に中国から入って産業革命時代にアフタヌーンティーの文化が生まれた。19世紀前半に上流階級を中心に生まれた「トリオ」ティーカップ&ソーサー&ケーキ皿。中産階級〜労働者階級のティータイムや生活に密着したティーカップを紹介。歴史と共にその形状やデザインが変化した。どれも素晴らしく美しい。手にとって図鑑感覚で楽しんで眺める一冊。紅茶好きには堪らない。スコーンの由来などの薀蓄もあり楽しめました。2019/11/16
takakomama
8
2013年の初版本は既読。2019年の英国ティーカップの状況を増補した新装版。1840年代のアフタヌーンティーでは、花柄のティーセットと、きゅうりのサンドイッチは贅沢の象徴だそうです。華やかな花柄や青と白など、どのカップも素敵です。カップの形状で紅茶の味が変わってしまうなんて、奥が深いですね。紅茶占いや、ミルクが先か後か、好みのお茶で階級までわかります。ベットやお茶会で、一日に何杯もお茶を飲むイギリス人にとって、紅茶は欠かせないもの。お気に入りのカップで紅茶を飲みながら、読みました。2020/01/31
T66
6
紅茶の話自体は今まで読んだ各種の本より目新しいものはなかった。とにかくカップ!カップにこのような歴史と、種類があるとは知らなかった。特にハンドルの形状には驚き。そして、美しい、、、。現代のフラワーハンドルも素敵。私にとって紅茶は日常過ぎてマグカップでがぶ飲みなのだけど、若干反省。いまあるソーサーとのセットは、超シンプルな白。うーん、一組くらい超こだわって素敵なのを買おうかと思うくらい価値観が変わった一冊。渋谷で「デミタスカップの愉しみ」という展覧会を今まさにやっていて、行きたくなってしまった。図書館本2021/09/04