ふくろうの本<br> 図説 指輪の文化史

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ふくろうの本
図説 指輪の文化史

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  • サイズ B5判/ページ数 112p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309762739
  • NDC分類 383.3
  • Cコード C0372

出版社内容情報

結婚指輪、魔除けの指輪……アクセサリーのなかでも権力、契約、呪術など多様な意味と古い歴史を持つ指輪文化の謎を読み解く。

序章  人はなぜ指輪を付けるのか
1 手と指は口ほどにモノをいう
2 左手薬指の結婚指輪は世界の習俗か
3 指輪のルーツと機能
4 本書の狙い
5 日本になぜ指輪や装身具文化の空白期があるのか

第1章 結婚指輪の文化史
1 古代と中世における求婚と指輪の贈与
2 ルネサンス以降の結婚指輪の贈与
3 近・現代の結婚指輪の交換儀礼
4 指輪に込められた結婚のシンボル
5 神との結婚儀礼、海との結婚儀礼

第2章 指輪の魔力と護符
1 指輪の魔力信仰の根源
2 古代エジプトの護符としての指輪
3 古代ローマ建国神話伝説の指輪
4 アブラクサス指輪(グノーシス派のシンボル)
5 ヘビ信仰と指輪
6 キリスト教のシンボルと宗教指輪
7 ロイヤルタッチと瘰癧さわりの指輪
8 馬蹄型指輪

第3章 メモリアルリングの系譜
1 メメント・モリの指輪
2 ピューリタン革命の犠牲者 チャールズ1世とメモリアルリング
3 マリー・アントワネットと指輪
4 フリーメイソンの指輪
5 第一次世界大戦時の愛国指輪
6 ナチスの髑髏の指輪

第4章 さまざまな目的の指輪
1 印章指輪
2 鍵付き指輪
3 毒入り指輪
4 香料入り指輪
5 天球儀指輪
6 日時計指輪と時計付き指輪
7 手袋と指輪
8 カメラを内蔵したスパイ用指輪
9 多目的指輪の衰退と指輪の将来

第5章 指輪が語るヨーロッパ史
1 ツタンカーメン王の指輪
2 フランク王国のカール大帝と指輪
3 ジャンヌ・ダルクの指輪と異端審問
4 稀代の悪役にされたリチャード3世と指輪
5 イングランド王ヘンリー8世と宮廷画家ホルバイン
6 一枚の指輪の絵が語るドイツ宗教改革の構図
7 ヴィクトリア女王の戴冠式と指輪
8 皇妃エリーザベト――ハプスブルク家残照

第6章 指輪伝説から近代の指輪物語へ
1 ソロモン王の魔法の指輪
2 ギュゲスと『アラビアンナイト』の魔法の指輪
3 エドワード王の指輪伝説
4 キリスト教、ユダヤ教、イスラム教をシンボル化した指輪物語
5 ワーグナーの『ニーベルングの指環』
6 トールキンの『指環物語』と指環の魔力

第7章 指輪をつくっていた人、売っていた人
1 金銀細工師と顧客
2 金銀細工師の工房
3 金銀細工製品を扱う商人の店舗
4 金銀細工師の守護聖人
5 イタリア・ルネサンスを支えた職人の大工房
6 ヴェネツィアのダイヤモンド取引所
7 カルティエのブランド化とアメリカの通信販売の二極分化
8 デビアス社のダイヤモンドの婚約・結婚指輪キャンペーン

終章  日本の指輪文化の特色
1 縄文、弥生、古墳時代の指環文化
2 装身具文化の消滅についての専門家の見解
3 空白期の考察
4 日本の美意識の二大潮流
5 明治維新以降の指環文化の変容

浜本 隆志[ハマモト タカシ]
著・文・その他

内容説明

指輪は語る。権力、契約、呪術、魔除け、宗教…古代より、言葉よりも雄弁に、メッセージを発する稀有なアクセサリー、指輪の歴史と文化を読み解く。

目次

序章 人はなぜ指輪を付けるのか
第1章 結婚指輪の文化史
第2章 指輪の魔力と護符
第3章 メモリアルリングの系譜
第4章 さまざまな目的の指輪
第5章 指輪が語るヨーロッパ史
第6章 指輪伝説から近代の指輪物語へ
第7章 指輪をつくっていた人、売っていた人
終章 日本の指輪文化の特色

著者等紹介

浜本隆志[ハマモトタカシ]
1944年、香川県生まれ。関西大学名誉教授。ヴァイマル古典文学研究所、ジーゲン大学留学。専攻はヨーロッパ文化論、比較文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

更紗蝦

29
装身具としての指輪の歴史だけでなく、表象としての指輪についての考察や、指輪作りの職人や指輪を売る商人にもスポットを当てており、ページ数はさほど多くはないのに内容は幅広くて読み応えがあります。日本は古墳時代あたりまでは装身具文化があったのに、奈良時代以降は急速に消失し、江戸時代末期までの約1100年間は「空白期」になっている…という指摘は、目からうろこでした。アイヌには装身具文化があることを思うと、なぜ、自分が今までこの事に全く気付かなかったのかが不思議でなりません。2018/12/18

ベルるるる

28
奈良時代以降、日本の指輪文化は明治になるまでほぼ消滅。こんな不思議な事に全く気が付いていなかった私なので、この本を読んですごく新鮮な気持ちがした。良書です!(読み友さんが読んだ本に登録していらして、この本を知りました。読み友さんに感謝です!)2020/01/18

18
マリー・アントワネットの遺髪入りの指輪が西洋博物館にあると知ってビビった。エッ返さなくていいのこれ。ユダヤの方の婚姻指輪はでっかい家を象った純金製でとても重そう…。そしてキラキラなその写真の下に、ナチの強制収容所で略奪されたユダヤ人の指輪の山の白黒写真載せるのやめて…。そういうのいくないと思う。日本で古代は盛んだった装飾具がなぜ廃れたかの論考が興味深い。天皇自身も三種の神器を日頃は見ることがないせいではないかとのこと。東大寺の不空羂索観音は琥珀とか翡翠とか2万個以上の装飾品つけてるというのが面白いよなあ。2018/12/12

なむさん

9
指輪ってなじみがないんです。自分の所有する装飾品は髪飾りが多いし、友達はピアスとネックレスは付けるけど、指輪は全然見なくて。両親も祖父母も指輪を付けていないので、結婚指輪のある人を見る事すら社会人になってからでした。それが、好きな男性ミュージシャンがごつい指輪をよく付けているのを見て、指輪の魅力ってなんだろうな?と疑問に思い読みました。恐らく、何らかの”象徴””証”として惹かれるんだろうなと解釈しました。自分からもよく見えるから、うっとりするのでしょう。写真が沢山で個人的には天球儀指輪がとてもツボでした。2020/01/04

イコ

8
装着する指についてのそれぞれの俗説。国・宗教での結婚指輪のつける指。鍵付き指輪。フランス革命以降、市庁舎の職員の前で結婚を誓約する。ギメルリング。ダイヤモンドは加工法がわからない時代があった(中世まで?)。アガペー指輪。印章指輪。アブラクサス。宗教指輪は人差し指。ロイヤルタッチ。馬蹄型指輪。毒入り指輪。時計付き指輪。ジャンヌの指輪。ーーアクセサリーの歴史とか調べたことがあったけど、指輪個別に絞るとまだまだ知らないことがあった。2018/11/28

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