出版社内容情報
日本語の美しさ、奥深さ、格調の高さ……名品かるたで楽しむ日本の秀歌。くわしい解説・鑑賞辞典で、歌の意味・技法がよくわかる。
内容説明
名品かるたが誘う、奥深き秀歌の世界。現存最古道勝法親王筆『百人一首絵入り歌かるた』で楽しむ。くわしい解説で歌の意味・技法・背景がよくわかる―。
目次
『百人一首』への招待
最古のカルタで楽しむ『百人一首』―“現代語訳”、“作者紹介”、“鑑賞”で名歌を読む
遊びの世界
『百人一首』の成立
歌論と百人一首―正岡子規
落語と百人一首―「千早振る」「崇徳院」
小説と百人一首―夏目漱石と尾崎紅葉
女性と百人一首―森茉莉と白洲正子
百人一首鑑賞辞典
著者等紹介
石井正己[イシイマサミ]
1958年、東京生まれ。東京学芸大学教授、一橋大学大学院連携教授、柳田國男・松岡家記念館顧問。日本文学・民俗学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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森の三時
25
千年後の人にまで読まれ親しまれるなんて、歌人たちも想像できなかったでしょうに、カルタとなったことで、日本人なら1度は口ずさみ、数首はお気に入りの歌があると言っても過言ではない古典となりました。本書は、「最古のカルタで楽しむ百人一首」です。ひたすら歌人たちの顔が描かれておりますが、歌のモチーフが描かれていたらもっと素敵なのになぁと思います。ここで好きな歌を挙げたらきっ今の私の心の有り様が読まれてしまうのでやめておきます。2019/02/08
果てなき冒険たまこ
2
なぜか急に定家選といわれる百人一首が読みたく(見たく)なってカルタ自体を探そうかと思ったんだけど、よく考えると買ってもしょうがないかということで(所有欲がない)図書館で借りてきた。子供のころそれほど真面目に向き合ったわけでもないので逆に新鮮。日本の古典は本当に美しい。けどあんなに美しい恋の歌を坊さんや貴族のおっさんたちが真面目な顔して読んでたと思うとちょっと笑っちゃうけどね。時々挿入される国芳の浮世絵カルタ絵が全部見たいなぁ。2022/06/14
takao
2
ふむ2021/06/27
COPYSI
0
(故)山口太一さん〈かっこいい漫画を描いていました〉から辿っていって、地元図書館で出会った本です。 ルールを守るにはまず、 ルールを守ると決める。 と決めた人たちが昔いたんだな… とゆう大切なことをこの本から学びました。2023/04/13
Y
0
○2020/06/20