ふくろうの本
図説 密教の世界

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  • サイズ B5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309761916
  • NDC分類 188.5
  • Cコード C0315

内容説明

インド・チベット・日本の曼荼羅をはじめとする造形・表現から修法、寺院・霊場、人物・歴史まで、1500年の時空を超えた神秘の領域。

目次

序章 密教の神秘(スピリチュアルブームと現代日本;世界的な密教ブーム;いまに息づく密教)
第1章 密教の造形と表現(曼荼羅;密教の仏たち・彫像;密教の仏たち・絵画;密教の法具)
第2章 密教の修行と儀礼(本格的な修行と儀礼;代表的な修行と儀礼)
第3章 密教の聖地・寺院・霊場(密教の聖地;密教の寺院;密教の霊場)
第4章 密教の歴史(密教とは何か;チベット密教の世界;日本の仏教 空海と最澄;鎌倉仏教への影響;近世・近代の密教)

著者等紹介

正木晃[マサキアキラ]
1953年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院博士課程単位取得満期退学。国際日本文化研究センター客員助教授、中京女子大学助教授、純真短期大学教授を経て、慶應義塾大学文学部・立正大学仏教学部非常勤講師。日本密教・チベット密教を研究し、修行における心身変容や宗教図像学(マンダラ研究)を主な研究課題としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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きょちょ

26
仏教、密教、わずかながら知識はある。 この本で多少なりともそれが増えたら良いなと思って購入。 少しは知識が増えたが、「理解」となるとほど遠い・・・。 昔「仏教の歴史」全10巻、ひろさちや著を読んだが、そこからいずれ再読しようか・・・。 それにしても空海という人は改めてものすごい人だと感じた。 従って、空海の人となりを勉強していくのも今後の楽しみになった。 ★★★★2018/08/27

さきん

20
日本の仏教はカオスでよくわからない。まだ鎌倉新仏教は、本がたくさん出ているが、密教は少ない。本書は、密教を図説とともに紹介し、全体を俯瞰して把握することが出来、分かりやすかった。もはやブッタの教えから著しく改変されているとはいえ、論理構造は、カトリック神学に比するほど複雑に発達しているように感じた。授業に関わる中で本書を読んで、やっと何となくわかった。2016/12/05

moonanddai

8
今年は密教から入りました。日本の仏教美術の八割は密教に関するものという…。特に意識はしていませんでしたので、言われてみると、納得させられ、感じ入ってしまいます。仏教も伝来以降広まっていくときは、やはり利益、霊験といったところから入るのでしょうから、空海以前の(古代)仏教もそうだったのでしょう。つまり密教(的要素)は、(おそらく最初から)仏教全体に通底しているものと思えます。鎌倉新仏教と言われるものでさえ、密教というか空海の影響がみられるとのことです。一神教とは違った総合性の世界は相当広いようです。2021/01/01

pocco@灯れ松明の火

7
仏像の種類:奈良の寺社を回ってて、疑問だらけに。如来様・菩薩様・明王さん・武将さんと沢山・・色んな曼荼羅・・。仏教の発展でどう変遷し、何がこの形にさせたのか? 本を読んで少し分ったような気が。奥深い!2014/05/09

nizimasu

5
仏像の世界に首を突っ込むと密教の誕生で、その仏像の世界が異形のおどろおどろしい姿に変化していったことがわかる。当たり前に見られる11面観音とか千手とかってなるほど、この呪術的な世界観からスタートしているのかと、今更ながら知るとすごくインドからはるばる日本にまでその教えが伝播してきたのかと驚かされるばかりなのであります。そして、曼荼羅の造形的な美に及ぶ。この本では密教と言えば、チベットでありましてその歴史と美術などについても言及していますが、そこまでちょっと読解力が追いつかなかったのが残念2014/06/18

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