ふくろうの本
図説 メソポタミア文明

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  • サイズ B5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309761800
  • NDC分類 228.1
  • Cコード C0322

内容説明

紀元前3500年頃、ティグリス、ユーフラテス川流域に発祥した文明。文字(楔形)をもち、大麦を栽培し、神の命のもとで王が戦う―メソポタミア都市国家・帝国像を読み解く。

目次

1 歴史をたどる 都市文明へ(村から町へ、そして都市へ;シュメール都市国家の繁栄;アッカド王朝とウル第三王朝;古バビロニア時代;周辺の民族と国家)
2 時代を知る 農耕と牧畜・神と王権(メソポタミアの農業;メソポタミアの牧畜;神と王権―古代メソポタミアの「棒と輪」図像;神殿・ジッグラト;神々と人間)
3 帝国の興亡 新アッシリア帝国の隆盛と滅亡(帝国の興亡;戦闘1 ユーフラテス川を渡って西へ;戦闘2 エジプト遠征とバビロニア制圧;戦闘3 戦闘状況と戦勝の宴;王の狩猟;王朝の変遷と宗教儀式;都市と王宮建築;神話―王権と神の物語)

著者等紹介

前川和也[マエカワカズヤ]
国士舘大学21世紀アジア学部教授。京都大学名誉教授。1942年、山口県柳井市生まれ。京都大学大学院文学研究科(史学科西洋史学専攻)博士課程中退。京都大学人文科学研究所教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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akira

26
図書館本。図解を用いながらメソポタミア文明の大まかな流れを紹介。ハンムラビ法典やギルガメッシュ叙事詩など。Fateから興味を持ったクチであるが、元ネタに触れるのは楽しい。ギルガメッシュ叙事詩やエヌマ・エリシュは是非触れてみたいなと。古代の記録媒体は石版という印象があるが、メソポタミア文明では粘土板がよく登場していた。火事によって落ちたという話もあったが、紙や木では残らなかったであろう事実。こういうものは歴史の幸運とも言えるかもしれない。「粘土板を用いる文字記録システム」2017/03/19

姉勤

21
約7000年前から紀元ごろまで続いたメソポタミア文明。その歴代国の概略を、豊富な写真と解説で。戦争や王を賛美するレリーフや楔形文字、遺跡やピラミッドの様なジグラッド、語られる神話。文明の特徴的な文物とテーマで薄い冊子ながら、ついていけないほどの濃密さ。しかしこの分野の研究は、ここ数十年あまり進んでいないらしい。原因は言わずもがなの戦争と紛争。数千年経っても力の誇示の象徴は、首を刈る事と変わらない。いやはや度し難い。2015/01/29

Koichiro Minematsu

11
メソポタミア文明による都市国家は、契約社会。今で言う婚姻届の原点がハンムラビ法典128条にあると思った。また、「書記の家」という学校。「学校時代」という行いは、弁当2つ持って学校(書記の家)に行っていた。教師の人が家庭訪問していた。紀元前2000年頃に。小学校の原点だ。2017/10/24

讃壽鐵朗

4
興味のある時代ではあるが、知らない固有名詞が多くて理解が難しかった2015/11/14

とんび

2
薄くて図版も多いからコレ読もー。と思ったら、えらい本格的な知識が並んでいて、ちょっと怯んだ。 メソポタミア知識はゲームでちょっと名前聞いたことある程度なので、いきなり全速力出されてついて行けなかった。 多分、もーちょっと知識がある状態だと面白い本。2019/01/13

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