ふくろうの本
図説 現代殺人事件史 (増補新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 175p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309761572
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0321

内容説明

1946~2010・増補新版。小平事件・帝銀事件から大阪池田小事件・秋葉原無差別殺傷事件まで「その瞬間」を徹底検証。

目次

1946年昭和21年小平義雄事件
1946年昭和23年帝銀事件
1949年昭和24年下山事件
1951年昭和26年八海事件
1953年昭和28年バー・メッカ殺人事件
1958年昭和33年小松川高校女生徒殺人事件
1960年昭和35年浅沼社会党委員長暗殺事件
1961年昭和36年名張毒ぶどう酒事件
1963年昭和38年吉展ちゃん誘拐事件
狭山事件〔ほか〕

著者等紹介

福田洋[フクダヒロシ]
1929年、大分県別府市生まれ。大分経済専門学校(現・大分大学)卒。74年、第一三回オール讀物推理小説新人賞受賞。ミステリー、犯罪ドキュメントなどの著書多数。日本推理作家協会会員

石川保昌[イシカワヤスマサ]
1953年、愛媛県生まれ。早稲田大学卒。ゼネコン駐在員として北アフリカで二年間暮らした後、農業、コピーライターを経てフリーの編集者、ライターに。専門は現代史。写真集の編者としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@猫と共に生きる

65
読み友様からのご紹介本です📚余りにも凄惨な大事件ばかりで驚く。日本の安全神話ここに崩れる😨😨😨銀行強盗って!しかもまだその銀行がそのまま営業している!秋葉原事件は記憶に新しい。忘れてはならない事件ばかり。辛い時には読まない方が良いと思える位酷い事件が連続して起こっている。2023/05/04

gtn

24
戦後の小平事件から、平成20年の元厚生省事務次官宅連続襲撃事件までを時系列に収録。殺人の類型として、敗戦後は「飢餓と混乱型」、60年代半ばから「繁栄と脱落型」、そして現在は「犯罪そのものが目的化」と分析しているが、腑に落ちる。自殺願望から死刑制度を利用しようとする者まで出てくる始末。生への執着も死への恐怖も希薄になっているためか。2023/12/12

ふう

13
なんとなく再読。世相を反映といったら安易に括りすぎだろうが、時代によって移り変わる犯行方法や凶器などは本当興味深い。だが動機においては結局人間の底知れぬ欲望と身勝手さに行き着く。人の心の不可解さ…色んな意味で慄然とする他ない。この本の出版後、自殺や病死や死刑執行などですでに最期をむかえた者もいれば、判決が覆ったり刑期を終えたりと再び”普通”の生活している者もいる。うーん。思えば究極の理不尽さを感じざるを得ないのが「殺人事件」というものなのかもしれない。様々な立場の生者と死者のその後を考えても。2017/09/19

takao

1
ふむ2021/08/17

ふう

1
1946年から2008年までを三つに分けてその時代を象徴した事件を紹介。目的を達すれば終わる、ある意味で理解しやすい古典的殺人から、犯罪そのものが目的のゲーム性の高い空虚で未熟で残忍な殺人へと移り変わっていくのが一目瞭然。人が死ぬ、人を殺すって事実はひたすら重く、暗く、恐ろしい。あぁ殺人事件は小説だけで十分だw 読み応えたっぷりの"増補新版"だがこの5倍は欲しいところw いかにもこういう本って感じだけどインパクトのある表紙も◎2011/06/29

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