ふくろうの本
図説 ボタニカルアート

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309761411
  • NDC分類 723
  • Cコード C0340

出版社内容情報

エーレット、ルドゥーテをはじめとするボタニカルアートの名品の数々。薬用植物を描くことから始まり、植物学の進歩とともに正確さと芸術性を兼ね備えて世界に広がったその歴史をたどる。

内容説明

ギリシア・ローマから現代まで、植物画の歩みと名品。

目次

はじめに 植物画とは何か
1 ボタニカルアートの始まり
2 ルネサンス期の発展
3 花の肖像画
4 植物画のお国柄
5 現代のボタニカルアート
おわりに ボタニカルアートの未来に向けて

著者等紹介

大場秀章[オオバヒデアキ]
1943年東京生まれ。東京農業大学卒業後、東京大学理学部で被子植物の分類を研究。東北大学理学部助手を経て、東京大学総合研究博物館教授。現在、東京大学名誉教授・東京大学総合博物館特招研究員。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

千尋

14
図書館で気になって借りてきた本☆「ボタニカルアート」とは簡単に言うと「花の肖像画」です♪かつては本草学として薬草を研究するために描かれていましたが、次第に植物学の研究対象となり、植物園では様々な植物が収集されました*その収集された植物を描いた植物画をまとめて刊行された事で、ボタニカルアートは「花の肖像画」として定着したといわれています*「ボタニカルアート」の魅力が詰まった一冊です☆2014/05/21

オザマチ

12
単に美しいだけのアートにとどまらず、その裏には学術発展への貢献や、人々の好奇心を満たす役割も果たしていたことが分かった。2020/11/26

9
ボタニカルアートは元々好きだったが、歴史的な知識が無かったので本書を手にした。紀元前に薬草を識別するために描かれた『薬物誌』が始まりだそうで、ルネッサンス以降、植物学的な側面と絵画的な側面が並行して発展してきた事が分って個人的に大発見。歴史的に有名な植物画が多数掲載されていて見ていて楽しいし、今まで知らなかったその歴史も分かって大変面白かった。我が家に何気なく飾ってあった植物画も、本書に登場するイギリスのキュー王立植物園で製作された作品の複写であることが判明して、ちょっと嬉しく、得した気分だ。2024/01/21

へへろ~本舗

7
ボタニカルアートの歴史と作品紹介。所々白黒図版となっていたのが残念。全編カラーで見たかった2016/05/13

さいと

3
ボタニカルアートの歴史の本。本草学から出発し、のちに植物学の担い手として重要な位置を占めるものです。いつか枯れてしまう植物の姿をとどめるために利用されます。ボタニカルアートとは芸術的創造性と植物学的正確性を合わせもつことが特徴だと著者はいいます。きれいなだけではダメ。なんの植物かが分かるものでなければならないのです。でも、描かれる絵の美しいこと。花の肖像画と呼ばれるだけあって、うっとりとしてしまいます。写真にはない味わい。素敵。2010/12/19

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