ふくろうの本<br> 図説 ヨーロッパ服飾史

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ふくろうの本
図説 ヨーロッパ服飾史

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  • サイズ A5判/ページ数 111p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309761404
  • NDC分類 383.1
  • Cコード C0322

出版社内容情報

衣服は人を語り、時代を映す。古代から近代までヨーロッパで発展した衣服の歴史を概観し、色、模様、時代性、ジェンダーなどを論考し、衣服が放つメッセージを読み取る。

内容説明

かたちにも色彩にも模様にも、すべて意味がある。古代から20世紀初頭まで、ズボン、コルセット、ジャケット、マントなど、さまざまな装いを眺めながら、衣服が放つ多様なメッセージを解読する。

目次

第1章 身体の誇張(九‐一三世紀 ゲルマン服飾の伝統;一四‐一六世紀 身体造形の構築;一七世紀 繊細な身体感覚;一八世紀 遊戯的モードの誕生;一九世紀 多彩な女性モード)
第2章 色彩感情と文様の意想(黒服とメランコリー;資本主義社会の黒服;多色嫌悪と縞柄;政治と祝祭の色;紋章とドゥヴィーズ)
第3章 異国趣味とレトロ趣味(東洋趣味;外国かぶれ;古代ギリシア調の復古;中世趣味)
第4章 ジェンダー、下着、子ども服(ズボンの表象;異性装;下着;コルセット;子ども服)

著者等紹介

徳井淑子[トクイヨシコ]
1984年、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程単位取得満期退学。現在、お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科教授。専攻はフランス服飾・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

花林糖

23
(図書館本)9世紀~のヨーロッパの服飾史について。このシリーズの魅力である豊富な図版が有難く、読んでいて楽しさ倍増。表紙にあるオックスフォード伯婦人のドレスのスラッシュ装飾がちょっと気持ち悪い。「スラッシュ装飾の合理性」「コルセット」「スワドリング」「色彩感情と文様の意想」が特に興味深かった。男もコルセットをしてたのは知らなかった。(購入)2016/07/07

藤森かつき(Katsuki Fujimori)

6
古典的だと思っていたドレスとかが、実は、歴史的には極最近に流行ったものだったというのが目鱗な感じ。9~13世紀にゲルマン服飾入るまではズボンがなかった…というのも。色々と興味深い内容が多くてとても参考になりました。2014/06/18

ユウティ

5
Disneyアリスのティーパーティが着ているフロックコート(?)のシャツの襟が知りたくて。耳が隠れるほど高いカラー。まさにこれだっ!愚かなブルジョアを風刺した格好・コスプレだったのかぁ。えーっとイカレ帽子屋もそうだったのかしら。ネット上では、作り方どころかハイカラー写真すら見つけられない。もう無かったことにして、最近のシャツ買って着てもいいんだけれど、せっかくだからDisney衣装との関連も調べてみる?2021/04/03

mahiro

5
この本は絵が綺麗で文も読みやすくたのしかった。身分や階級による色や模様の違いや奇妙にも思えるデザインなど、西洋絵画を鑑賞する時の参考にもなる。19世紀のコルセットは酷いな〜昔の小説の女性はよく失神するけど、あれだけ締め付けられては無理もない、椿姫もコルセットの犠牲者?2012/12/05

小町

5
見てるだけで楽しい。『西洋服飾史』(愛読書)よりは文章も多くちょっと詳しめ。2010/11/05

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